ド軍は噂の右腕に「興味がなかった」 候補に挙がるも…市場に出た32歳、手にした“昇給”

3年連続20S以上…レイズはオプション破棄→100万ドルのバイアウト
レイズからFAになっていたピート・フェアバンクス投手が24日(日本時間25日)、マーリンズと1年1300万ドル(約20億円)で合意したと複数の米メディアが伝えた。ドジャースも獲得候補になり得ると報道されていた右腕の去就に、LAメディアも“反応”を寄せた。
フェアバンクスは身長198センチ、106キロの大柄な体躯を活かした剛速球とスライダーが武器。3年連続で20セーブ以上を記録しており、今季は自己最多61試合に登板して4勝5敗27セーブ、防御率2.83をマークした。来季に関しては年俸1100万ドル(約17億1000万円)の球団オプションがあったが、レイズは行使せず、100万ドル(約1億5000万円)のバイアウト(解約金)を支払い、32歳右腕はFAになっていた。
今年のFA市場では、エドウィン・ディアス投手を筆頭に有力リリーバーが多数いた。その中でワールドシリーズ連覇を果たしていたドジャースはリリーフ右腕の補強を目指しているとされ、フェアバンクスを狙うのではと言われていた。もっとも、12月に入ってディアスと合意しており、戦線からは撤退模様だったと思われる。
フェアバンクスのマーリンズ合意が報じられると、ドジャース専門サイト「ドジャー・ブルー」は公式X(旧ツイッター)を更新。「フェアバンクスがFAになった際、ドジャースは有力な移籍先になるだろうと思われたが、実際には彼らはそれほど興味がなかったようだ」と伝え、“相思相愛”の関係ではなかったようだ。
結果的にフェアバンクスは、同じフロリダ州に本拠を置くマーリンズへ移り、レイズ時代よりも高年俸を手にすることになった。直近5年間で勝率5割以上は1度だけと低迷するマーリンズで新たにスタートを切ることになるが、来オフのFA市場ではさらなる好待遇を得られるだろうか。
(Full-Count編集部)