“ジャッジ軽視”の米記者が大炎上 242億円大砲の激推しに反感続出「分かってるのか?」

アロンソは2019年に新人最多53HR&WAR5.4をマーク
今年のFA市場で去就が注目されていたピート・アロンソ内野手は、オリオールズと5年総額1億5500万ドル(約242億円)で契約を結んだ。メッツ一筋だった31歳は自身初のア・リーグでプレーする。米識者は「来季のMVP候補」とアロンソを推挙したものの、この発言が米ファンの反感を買っている。
アロンソはメジャーデビューした2019年、アーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の新人歴代最多本塁打記録を更新する53発を叩き込み、新人王に選ばれた。2019年を含めて40本塁打以上のシーズンは3度。今季は38本塁打だったものの、メジャー全体2位の126打点を記録し、自身初のシルバースラッガー賞も手にした。
昨オフのFA市場では納得のいくオファーが得られず、メッツと2年5400万ドル(約82億円)で再契約したが、今年は自らオプトアウトして参戦。メガディールを手にすることになった。米野球専門誌「ベースボール・ダイジェスト」などに執筆していたマーク・ヒーニー記者はアロンソの移籍が決まると、「ピート・アロンソは2026年のア・リーグMVPになる。そうだよね?」とファンに投げかけた。
果たしてファンの反応は、ネガティブなものばかりとなった。「ハハハ、ジョークだよね?」「完全におかしな意見だよ」「え、ジャッジがいるのに?」「ピートは好きだけど、可能性はゼロだ」「投票10位以内に入っても驚きさ」「え????」「ア・リーグにジャッジがいることを忘れてるのか?」「アロンソの最高WARは5.4。たった106試合しかプレーできなかったジャッジの5.6にすら及んでいないのに、分かってるのか?」と“炎上”している。
ヒーニー記者はファンの声を受け、「アロンソのことはずっと高く評価してきたけど、個人的な『推し』というわけではない。ただ、あの球場とあの打線なら、彼が大爆発する姿が容易に想像できる。もし彼が素晴らしいシーズンを送れば、記者たちの間にある『LOLメッツ』というイメージが、逆に彼をMVPレースで有利に押し上げるという形で現れるかもしれない」と“反論”。ジャッジが健康にプレーすればMVPの筆頭に挙げられそうだが、果たしてどうなるだろうか。
(Full-Count編集部)