ド軍FA右腕が思わぬ低評価 29歳を襲った3度の“悪夢”…米記者指摘「散々な1年」

ドジャースからFAとなっているマイケル・コペック【写真:ロイター】
ドジャースからFAとなっているマイケル・コペック【写真:ロイター】

去就決まらぬコペック、米記者が伝えた右腕の魅力

 ドジャースからFAとなっているマイケル・コペック投手について、米メディアがFA市場で右腕が受けている評価に言及した。今季は度重なる怪我に悩まされたシーズンとなったが、実績のあるリリーバーだけに、終盤を任せられる救援投手としての価値を示している。

 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は22日(日本時間23日)、「まだ契約先が決まっていない、2025-26年MLBフリーエージェント市場で最も過小評価されている選手たち」というケリー・ミラー記者の記事を公開。その中の1人にコペックがあげられている。

 ミラー記者は「マイケル・コペックにとって、今年は怪我に泣かされた散々な1年だった」と言及。29歳右腕は腕の炎症でシーズン最初の2か月を欠場。6月上旬に復帰すると8試合に登板し、計7イニングを無失点に抑え5ホールドを記録したが、半月板損傷で故障者リスト入りと怪我に悩まされた。

 9月上旬に再復帰したものの、3週間も経たないうちに膝の炎症で再び離脱。それでも同記者は実績に注目し、「2024年のトレード期限でドジャースが彼を獲得して以降、昨シーズン終了までの間にコペックは48試合に登板(2024年ポストシーズン10試合を含む)し、防御率1.84、奪三振率10.4、5勝、17ホールド、6セーブを記録し、その間1度もセーブ失敗や負け投手になることもなかった。まだ30歳にもなっていないフリーエージェントとしては、かなり立派な実績と言える」と伝えた。

 右腕の評価が低い背景については「リリーフ投手が次々と市場から消えていく現状において、2025年の稼働時間が極端に短かったせいで、彼は少し『視野から消え、忘れ去られた』存在になっているようだ」と見解を示した。

「ここ2シーズンの成績が示す通り、彼は試合終盤を任せられる素晴らしい選択肢になり得る」と起用法についても触れると、今季ア・リーグ中地区4位に沈んだツインズを移籍先候補に推奨。「現在のツインズのブルペンにおいて、コペックならクローザーを務めることもできるはずだ」と締め括った。来季30歳を迎える実績十分のリリーバーに“吉報”は届くだろうか。

(Full-Count編集部)

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