石井一成「すぐに出られると思ってない」 FA加入も“争い”覚悟…背番号は「4」

DeNAから加入の桑原に続くFAで西武入り
日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、西武と契約した石井一成内野手が26日、埼玉県内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は4に決まった。2026年シーズンで節目の10年目を迎える31歳は「ありがたいことにFA取得できて行使して、一番最初にライオンズさんにお話をいただいて、とても嬉しい気持ちです」新天地での意気込みを語った。
栃木県出身の石井は県内の作新学院高から早大を経て2016年ドラフト2位で日本ハムに入団。今季108試合(二塁スタメンでは96試合)に出場し、キャリアハイの86安打、打率.259をマーク。プロ9年間で通算743試合に出場し、76犠打や33盗塁などチャンスメークの能力にも長けている。石井は「セカンドで勝負したい」と胸中を明かした。
西武には今オフ、DeNAから海外FAを行使した桑原将志外野手も加わっており、FA宣言していた2選手を同時に獲得したのは球団史上初となった。「すぐに出られると思っていないし、簡単ではない。しっかりと競争に割って入って勝ち抜いてチームの力になりたい」。
さらに今季はパイレーツで87試合に出場したアレクサンダー・カナリオ外野手、ヤンキースなどで登板したアラン・ワイナンス投手、台湾プロ野球(CPBL)統一ライオンズの林安可(リン・アンクウ)外野手、育成契約で元新人王の高橋礼投手や外国人投手を獲得するなど、積極的な補強が目立っており、石井は「勢いがあるチームだと思う。順位はそこまでふるってなかったかもと思うけど、実力あるチームだと思います」と力を込めた。
今井は作新学院の後輩にあたるが「一緒にできると思ってきたんですけど、海外に行っちゃう可能性あるので(笑)。いつも挨拶してくれて本当に良いやつですし、メジャーで頑張ってくれたら嬉しい」と話した。
対戦していた頃の今井については「真っすぐが当たらないですし、シンカーというかフォークみたいのがいい。どうやって打とうかヒットゾーンがないという感じです」と苦笑いするしかなかった。
(Full-Count編集部)