なぜ西武は石井一成を獲得? 躍進22歳がいるも…本部長が感服した「文章の作り方」

日本ハムからFAの石井一成が入団会見を行った
日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使し、西武に移籍した石井一成内野手が26日、球団事務所で入団会見を行った。同席した広池浩司球団本部長は石井のグラウンド外での“ある一面”に感服したという。
「とにかく競争の中で成長して、チームの成長スピードを上げたいという思い。そこが狙いです。入団してくれてよかったなと思っています」。DeNAから海外FA権を行使した桑原将志外野手との同時獲得を喜んだ。
石井は入団会見で二塁でのポジション獲りを公言した。今季の西武の二塁といえば、4年目の滝澤夏央内野手が高い守備力を生かして125試合に出場した。22歳と若く、21盗塁に23犠打と将来性も期待できるが、打率は.234と課題は残している。
広池本部長は攻守で存在感を示すことができる石井について「二遊間を守れて、打つ方でも貢献できる選手ってなかなか難しいと思うんですよね。しっかり守れて打撃でも貢献できる選手っていうのは貴重だというところで、私たちに必要だなと強く思いました」。獲得理由を述べた。
さらに人間性についても絶賛した。「受け答えもそうですし、やっぱりラインでのいろんなやりとりもありましたけども、そういった文章の作り方も含めて、すごく安心感があるとか、そこは感じました」。言葉の使い方も含めて「すごく刺激になるというか、勉強になる部分というのはすごくあると思うので、そこは期待しています」。31歳とまだまだ若いが、若手に与える相乗効果も加味してのオファーだった。
(湯浅大 / Dai Yuasa)