日本のトイレに“警戒” 「絶対使わない」も…未知の機能に元助っ人虜「次元が違う」

取材に応じたデビッド・マキノン氏(写真はスクリーンショット)
取材に応じたデビッド・マキノン氏(写真はスクリーンショット)

帰国後に一軒家を購入

 エンゼルス、西武、KBOサムソンなどでプレーしたデビッド・マキノン氏は日本で忘れられない“ハイテク機能”に出会った。それは、外国人観光客に高い評価を受けているウォシュレットだ。最近一軒家を購入したというマキノン氏は早速、夫婦間で設置することを満場一致で可決したそうだ。

 日本で感心したことの1つにウォシュレットを挙げたマキノン氏。しかし、米国では馴染みのない機能に当初は「絶対に使わないと思っていました」と、警戒心を抱いていた。球団が用意したアパートに設置されていたこともあり、“恐る恐る”使ってみることにした。ボタンに書いてある日本語を読めなかったのでマークを頼りにしながら「ビデにならないことを願っていました。絶対にビデ・アクシデントは起こしたくないですからね!」と、大笑いしながら来日1年目の出来事を振り返った。

 そこから虜になった。「正しいボタンを覚えた」というマキノン氏が熱く語り始めた。「日本のトイレは次元が違います! 信じられません! 世界一クールな物です。日本はほぼすべてのトイレに(ウォシュレットが)設置されているので最高です。なので、全員が使うべきですね。素晴らしいですよ。日本のトイレは世界のトイレを凌駕していますね」。

 西武退団後、プレーした韓国でも“ウォシュレット文化”が定着していたので、問題はなかった。しかし引退後に引っ越したテキサス州ヒューストンの新居には未設置だという。米国にもウォシュレット販売会社があるという情報を入手したマキノン氏は「絶対にです! 間違いなく設置します!」と、力強い口調で何度も繰り返した。

 重要になる夫人の同意についても「私の妻も賛同しています。私たちは『設置しないといけないね』と言っています」と、設置計画は着実に進んでいるそうだ。「この話を(妻にしたら早急に)買わされるかもしれません が!」と、笑いながら続けた。西武退団から約2年が経つが、意外な形で日本と関わりを持ち続けている。

(増井貴志/Takashi Masui)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY