298億円報道も…今井達也が“低評価”のワケ 拭えなかった「疑問」と「懸念」

アストロズに移籍する今井達也【写真:古川剛伊】
アストロズに移籍する今井達也【写真:古川剛伊】

「タツヤ・イマイは何故、短期契約を選択した?」

 西武からポスティング申請をしていた今井達也投手が2日(日本時間3日)、アストロズとの正式契約が発表された。米メディアによると3年5400万ドル(約85億円)の契約で投球回によって出来高がつき、最大3年6300万ドル(約99億円)とされている。もっとも、事前の予想よりは“控えめ”な金額に落ち着いた。米記者は今井の“欠点”を指摘する。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のウィル・サモン記者はこの日「タツヤ・イマイは何故、短期契約を選択した?」との見出しで今井の契約を分析した。米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」のFAランキングで今井は全体7位に選ばれ、予想契約は6年1億5000万ドル(約235億円)と見られていた。

 もっとも、「ジ・アスレチック」のティム・ブリトン記者も8年1億9000万ドル(約298億円)と予想しており、今井の“低評価”は誰もが驚きだった。しかしサモン記者は「業界のイマイに対する評価は明らかに(米メディアと)違った」とし、「(最終的に中途半端な)契約期間(の長さ)よりも、高年俸、そして契約の柔軟性を重要視する方がイマイにとって理にかなっていると判断した」と見ている。

 同記者によると、今井には15球団が争奪戦に加わっていたという。ではなぜ契約が予想よりも低かったのか。「複数球団のスカウトや幹部によると、ピッチデータが悪影響を及ぼした」可能性を指摘する。今井といえば、快速球とスライダーを軸としているが、「複数のスカウトは速球の動きや水準(質)を疑問視していた」という。

「速球がどれくらい効果的か疑問だったので、(試合)序盤から頻繁に全球種に頼る必要があるのではないかと考えていた。よって速球に対する懸念があるので、どれくらいのイニング数を投げられるのかという疑問へ繋がってくる」とも説明。軸になるはずの速球が不安定と見られたことで、結果的にイニングも投げられなくなるという懸念が生まれたのでは、と総括した。

(Full-Count編集部)

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