今井達也はMLBで通用するか 3.5→10.4の衝撃進化、12球団No.1の32.0%に託す期待

数値で検証、今井が2025年に見せた“進化”
西武からポスティングシステムを利用してアストロズと契約した今井達也投手が5日(日本時間6日)、入団会見に臨んだ。西武での9年間で58勝をマークした右腕は、メジャーの舞台で活躍できるのか。昨季の投球数値をもとに、右腕が秘めた可能性を検証した。
2025年シーズン、今井は24試合に先発し、10勝5敗、防御率1.92。163.2回を投げて178奪三振を記録した。2024年から進化の兆しを見せた球種がある。150キロを超える力強いストレートだ。セイバーメトリクスの指標などを用いてプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、ストレートの「Pitch Value」(失点増減の合計値)は、規定投球回に到達した投手ではリーグ3位の「10.4」。数値を振り返ると、このストレートに一昨年からの進化が見てとれる。
プロ8年目の2024年、ストレートの「Pitch Value」は「3.5」だったため、数値上は「6.9」も上昇。平均球速は2024年、2025年ともに「152.7キロ」なので、球速では測れない“進化”があったことが予測される。
球界屈指の威力を誇るとも言われるスライダーは、12球団で2位の「8.8」。打縦横に変化する“宝刀”スライダーに、力強さを増したストレートが加わったことで、空振りを奪った割合を示す指標「Whiff%」は12球団トップの「32.0%」を記録し、12球団で2番目に多い178奪三振をマークした。
複数の米メディアによると、今井がアストロズと結んだ契約は、3年5400万ドル(約84億8000万円)で毎シーズン後にオプトアウトが可能となっている。新天地で纏う背番号は「45」。NPBトップクラスの球種を自在に操り、日本で確かな結果を残した27歳は、秘めたポテンシャルをメジャーで開花させることができるだろうか。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。