数々の修羅場…ロバーツ監督を支える「クソくらえ」 負ければ批判、語った“人生観”

がん発症時も、負ければ終戦の大一番でも…53歳ロバーツ監督を支えた言葉
ドジャース史上初のワールドシリーズ連覇へ導いたデーブ・ロバーツ監督。ドジャース監督を務める2016年からの10年間で9度のリーグ優勝、3度の世界一に貢献。監督通算944勝を挙げている53歳の支えとなっている言葉がある。
「F it(クソくらえ)」
いわゆる“放送禁止用語”。ロバーツ監督はこのほど米ポッドキャスト番組「ダブル・カバレッジ・ポッドキャスト」に出演。「(大事なのは)プロセスだ。統計と合致しないかもしれないけど、選手への信頼もコーチ陣と話し合って、私が決断するというプロセスの元で行っている」と采配の指針を明かす中で、Fワードに秘められた舞台裏を語った。
「素直に言うと、いくつかのうまくいかなかったことに対しては『F it(クソくらえ)』って言ったよ。がんになった時は『F it(クソくらえ)! やっつけてやる』と言った。第4戦マリアノ・リベラがマウンドに立っていて、1点差で(盗塁を)刺されればポストシーズン敗退の状況で一塁にいた時も『F it(クソくらえ)』と言った」
ロバーツ監督は引退後に血液がんを発症して闘病。克服後の2011年にコーチとして現場復帰した。レッドソックスに所属した2004年、0勝3敗で迎えたヤンキースとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦では1点ビハインドの9回に代走で二盗に成功し、チームはその後に4連勝。ワールドシリーズ制覇のヒーローとなった。
「ポストシーズン、レッズとのワイルドカードシリーズで打席の途中で有望株のエメット・シーハンを交代させた。中継ぎが準備していたし、その瞬間エメットがこの左打者を抑えられないと感じたからね。その時も『F it(クソくらえ)』と言った。もし、交代した投手が打たれたら、マヌケになるところだった。でも、(心の中で腹を括って)『F it(クソくらえ)』と言ったよ。交代したアレックス・ベシアが三振を奪ったから、うまくいったよ」
メジャー屈指のスター軍団。勝って当たり前で、負ければ批判が集中する酷な監督業だが、ロバーツ監督は「他人がどう思っているかは気にしていない。実際にいつからそういう考えになったか分からないけど、他人の評価を追い求める人生はできない」と言い切っている。
(Full-Count編集部)