22歳で掴んだ122億円契約…“居場所”失った逸材の現在 リーグ覇者のあまりに分厚い壁

MLB1年目に31HR…2020年はシルバースラッガー賞を獲得
球界最高の有望株のはずが……厳しいキャリアを歩んでいる。ブルージェイズが11日(日本時間12日)、エロイ・ヒメネス外野手とマイナー契約を結んだと複数の米メディアが報じた。デビュー年に31本塁打を放った29歳の大砲は、再起を図れるだろうか。
ヒメネスは昨年7月にレイズ傘下3Aをリリースされ、その後にブルージェイズとマイナー契約を結んだ。6試合でOPS.508にとどまった。マイナー通算54試合、合計で215打席に立って打率.247、3本塁打、OPS.673とアピールするには不十分な成績に終わった。
もっとも、ヒメネスのキャリアを考えれば、“この程度”の選手ではない。2013年国際アマチュアFA市場でカブスに入団。その後、ホワイトソックスにトレード移籍し、2019年開幕前にはMLB公式サイトの有望株ランキング全体3位に選ばれた。そしてメジャーデビュー前には異例の6年総額4300万ドル(約67億円)、最大8年7750万ドル(約122億円)の延長契約を結んだ。
ヒメネスはその期待に応え、2019年の1年目に122試合で31本塁打をマーク。新人王投票で4位に入った。短縮シーズンとなった2020年は55試合で14発を放ち、シルバースラッガー賞を受賞。しかし、2021年に左胸筋腱断裂の重傷を負うと、以降は毎年のように故障に苦しんだ。2024年途中にオリオールズへ移籍したが、オプションは行使されず、球団を転々としている。
昨年はワールドシリーズまで駆け上がったブルージェイズにあって、ヒメネスがメジャーの居場所を確保するのは容易ではない。果たして、元トップ・プロスペクトたる姿を見せられるだろうか。
(Full-Count編集部)