80億円提示にも動じず? タッカー争奪戦でド軍“不気味な沈黙”の狙いは

三つ巴の中で動きが報じられないドジャース
今オフのFA市場で最大の目玉となっているカイル・タッカー外野手を巡り、水面下での争奪戦が続いている。メッツが破格の条件での短期契約を提示しているとみられ、ブルージェイズも長期契約で対抗。米メディアやファンの間で争奪戦の行方に注目が集まる中、唯一具体的な情報が出てこないドジャースは不気味な沈黙を続けている。
29歳を迎えるタッカーは、昨季カブスで136試合に出場し22本塁打、73打点をマーク。故障の影響で後半戦に失速したものの、長打率.500超えを記録しながら三振と四球の比率が1対1だったのは、球界ではスポーツ史上最高額の15年7億6500万ドル(約1217億円)契約を結ぶフアン・ソト外野手(メッツ)と2人だけ。今オフFA市場の最大の目玉と見られている。
米スポーツ局ESPNのジェシー・ロジャース記者によると、メッツが提示したのは単年あたりの価値を極限まで高めた年平均5000万ドル(約79億5600万円)規模という、超高額オファーだという。一方でブルージェイズは長期契約のオファーを出しているとの情報もある。
この過熱する争奪戦において、米メディアが最も警戒しているのがドジャースの動向だ。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「もしタッカーが望むような長期契約を得られなかった場合、ドジャースが高額な短期契約を提示する用意を整えて待ち構えている」と指摘し、水面下での動きを注視する。
不気味な静寂を保つドジャースが、ライバル球団をあざ笑うかのように最後に全てをかっさらっていくのか。それともメッツやブルージェイズの破格の条件がタッカーの心を射止めるのか。次の動きに全米の視線が注がれている。
(Full-Count編集部)