ド軍も狙うタッカーに“388億円の罠” 米記者が暴露…懸念される「不良債権男」の二の舞

カブスからFAとなっているカイル・タッカー【写真:ロイター】
カブスからFAとなっているカイル・タッカー【写真:ロイター】

ドジャース、メッツ、ブルージェイズなどが争奪戦か

 FA市場の目玉となっている超大物外野手に、まさかの不安材料が浮上した。カブスからFAとなり、ドジャースなどが獲得に興味を示しているとされるカイル・タッカー外野手に対し、かつてエンゼルスで巨額契約を結びながら“不良債権化”したアンソニー・レンドン内野手の二の舞になるのではないかという懸念が出ている。

 米ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・スポーツ」で、タッカーの争奪戦を巡る内幕が明かされた。メッツがタッカー側と複数回の面談を行い、3年1億2000万ドル(約190億円)から1億4000万ドル(約222億円)という短期の高額オファーを検討していると米メディアが報じている中、司会を務めるクリス・ローズ氏は「FA市場的に適正な額でしょうか?」と問いかけた。

 これに対して元ツインズのトレバー・プルーフ氏は「私もあなたも聞いたと思うけど彼は長々と(野球を)やりたくないと聞いている。大金を稼いで引退したいのであれば、彼にとって最高のシナリオかもしれない」と発言。FA市場の目玉となっているタッカーの意外な素顔を暴露した。

 さらにプルーフ氏は、タッカーが短期契約を結んだ場合でも「好成績を残した上で、ずっと健康であれば、オプトアウトを行使して(またFA市場にでることを)やるかもしれない。ボラス案件ではよく見る光景だね」と分析した。ローズ氏も、米ニューヨーク・ポスト紙の情報として「彼は野球が好きではないのかもしれない、という噂話が出回っている」と指摘。エンゼルスで十分な働きができなかった“アンソニー・レンドン症候群”の懸念を示し、この情報によって獲得を躊躇するチームが出る可能性に触れた。

 レンドンは2020年シーズン前に、ナショナルズから7年総額2億4500万ドル(約388億4200万円)という破格の条件でエンゼルスへ加入した。しかし、移籍後は度重なる負傷に悩まされ続け、2025年は全休。このまま退団となる可能性が出ている。続けてローズ氏は「もし10年契約を結ぶのであれば、ブライス・ハーパー(フィリーズ)のように野球愛が溢れる選手じゃないといけない」と述べた。

 このタッカーの野球に対する情熱については、地元紙「ニューヨーク・ポスト」のポッドキャスト番組「ピンストライプ・ポスト」でジョエル・シャーマン記者が言及。「タッカーには(野球に対して)情熱があるのかという疑念がある。複数球団が私に伝えた話によると、タッカーのような選手に対して原動力や欲望に疑念があるそうだ」と述べていた。実力はトップクラスでありながら、内面が問われる事態に。今オフ最大の争奪戦が予想される中、タッカーはこの不名誉なレッテルを覆し、納得のいく契約を勝ち取ることができるだろうか。

(Full-Count編集部)

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