タッカー争奪戦を分けた15億円 “優勢”メッツとド軍の違い…「オオタニに次ぐ」の意味

ドジャースと合意したと報じられたカイル・タッカー【写真:ロイター】
ドジャースと合意したと報じられたカイル・タッカー【写真:ロイター】

タッカー争奪戦はメッツ、ブルージェイズが優勢とも…

 急転直下の獲得となった。ドジャースがカブスからFAとなっていたカイル・タッカー外野手と合意したと15日(日本時間16日)、米放送局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が伝えた。4年2億4000万ドル(約381億円)のメガディール。ここ数日はメッツやブルージェイズが優勢とも言われた中、決め手は何だったのだろうか。

 タッカーはアストロズ時代の2023年に打点王とシルバースラッガー賞を獲得。カブスに移籍した昨季は故障もありながら136試合で打率.266、22本塁打73打点、25盗塁、OPS.841をマークし、米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」によるFAランキングは全体1位。予想契約は11年4億ドル(約626億円)と報じられていた。

 タッカーを巡っては早い段階からメッツとブルージェイズが接触。ドジャースも争奪戦に加わっていると伝えられていたが、具体的な情報はなかった。その中で12日(日本時間13日)、ブレーブスの少数オーナーを務めるジョン・ミンコーン氏が「関係者によるとメッツはカイル・タッカーに年平均5000万ドル(約79億2900万円)を提示した」と伝えた。短期&高額オファーのメッツと長期契約を提示したブルージェイズとの争いかと思われた。

 しかし、タッカーが決断したのはワールドシリーズ連覇中のドジャースだった。米サイト「ファンサイデッド」のロバート・マレー記者によると、4年2億4000万ドル(約381億円)の短期契約で、2年目の2027年オフと3年目の2028年オフにオプトアウトが可能となるという。

 年平均では年俸6000万ドル(約95億1400万円)。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、10年7億ドル(同時1014億円)で年平均7000万ドルの大谷翔平投手に次ぐ歴代2位の金額だった。他の記者もタッカーの契約に注目し、「behind Ohtani(オオタニに次ぐ)」ことが次々に触れられた。

 メッツの年平均5000万ドルという契約も、大谷とフアン・ソト外野手しかいない領域だった。しかし6000万ドル以上は大谷だけ。1000万ドル(約15億8000万円)の差が、決断を分けた可能性は高い。

(Full-Count編集部)

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