横浜、2年連続での選抜出場決定 関東大会は準々決勝で敗退も…監督は涙で「おめでとう」

昨秋の関東大会は準々決勝で敗退
第98回選抜高校野球大会(3月19日開幕=甲子園球場)の出場校を決める選考委員会が30日に行われ、昨年優勝校の横浜(神奈川)が2年連続18回目の出場を決めた。昨年は選抜を制し、夏の甲子園でもベスト8入りを果たした横浜だが、秋の関東大会で準々決勝敗退し、今年の選抜大会出場は当落線上と見られていた。
昨秋の関東大会準々決勝では、専大松戸(千葉)に2-4で逆転負け。選抜出場は関東地区と東京を合わせて6枠と見られる中、最後の1枠を昨秋東京都大会準優勝の関東第一などと争う格好となっていた。
その横浜で注目されるのが、185センチの長身から投げ下ろす最速154キロのストレートが魅力で、今秋ドラフト1位候補と見られる右腕・織田翔希投手(2年)だ。1年の春から公式戦に登板し“スーパー1年生”と騒がれ、昨年は主戦投手として活躍。昨秋から満を持して背番号「1」を背負い、押しも押されもせぬエースとしてチームを牽引している。
他にも主将の小野舜友内野手(2年)、強肩遊撃手の池田聖摩内野手(2年)、高崎商大付(群馬)との昨秋関東大会1回戦で2本塁打を放った川上慧内野手(1年)などタレントが揃い、勢いに乗れば、当落線上から一気に大会連覇へ駆け上がってもおかしくない戦力を有している。
選出理由について日本高野連の宝馨会長は「攻撃力は関東第一とともに遜色ないレベル」と評価。「投手力は経験のある織田投手に新戦力の小林投手と球威のある左右の好投手を擁する。守備や走塁も基本に忠実で高いレベルにあり、総合力を高く評価した」と説明した。
グラウンドで練習しながら吉報を待っていた選手たちに村田浩明監督は「思いが届いたということだな……おめでとう」と涙で声を詰まらせて通達。選手たちは声を合わせて「ありがとうございます」と応え、喜びを噛み締めた。