WBCで異常事態…大物たちが続々辞退 出場希望でも“NO”、希望叶わぬ新たな理由の正体

プエルトリコは主力候補2人が辞退となる大打撃に
3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開幕を前に、大物選手の辞退が相次いでいる。特に今年は中南米の選手で「保険問題」という異例の理由が目立っており、大会に対して新たな課題を突きつけている。
MLB選手会(MLBPA)は30日(日本時間31日)、プエルトリコ代表のキャプテンを務める予定だったフランシスコ・リンドーア内野手(メッツ)、首位打者3度を誇るベネズエラのホセ・アルトゥーベ内野手(アストロズ)のWBC欠場を相次いで発表した。理由はともに「WBC保険適用基準のため」だった。
この2人以外にも同様の理由で、ベネズエラ代表として参加を熱望していたミゲル・ロハス内野手(ドジャース)、プエルトリコ代表の候補だったカルロス・コレア内野手(アストロズ)らが辞退。出場を希望しながらも保険が下りずに「NO」を突きつけられる理不尽な事態が続出している。
過去のWBCでも様々な事態で大物の出場辞退が相次いでいた。前回2023年は、メキシコ代表だったアレハンドロ・カーク捕手(ブルージェイズ)や当時もプエルトリコ代表だったコレアが、ともに妻の出産のために出場を辞退。2017年には米国代表の候補だったマックス・シャーザー投手(当時ナショナルズ)や、日本代表でも大谷翔平投手(当時日本ハム)が、いずれも怪我のため辞退を余儀なくされた。だが、今回の「保険問題」による連鎖的な離脱は、過去とは異なる深刻さを物語っている。
前回大会2023年にも、米国代表のエース、クレイトン・カーショー投手が保険を理由で辞退した例はあったが、今大会でこれほどまでに多発するのは異常事態だ。米ポッドキャスト番組「WBC Central」の司会を務めるショーン・スプラドリング氏は、今回の辞退の連鎖を受け、自身のX(旧ツイッター)で「俺の仲間たちはみんなWBC保険が嫌いだ」と嘆いた。
(Full-Count編集部)