大谷翔平、WBC“登板回避”の影響は? もたらす恩恵…期待される日本人未到達の栄誉

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

大谷は登板について明言せずも…ロバーツ監督が断言

 ドジャースの大谷翔平投手が、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投手として登板しない方針を選択した。その決断について、地元紙は「歴史を塗り替えるシーズン」への準備と位置づけ、レガシーを強く意識した判断であると伝えている。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」は1月31日(日本時間2月1日)、「大谷はスプリングトレーニング中に『段階的に調整を進めていく』とロバーツ監督」との見出しで記事を掲載した。執筆した同紙のディラン・ヘルナンデス記者は、大谷が国際舞台で得られる可能性のある栄誉をあえて手放した背景に注目している。

 記事では、レガシーを重視してきた大谷が、WBCで投球しない選択をした意味を掘り下げた。国を代表する舞台での評価よりも、レギュラーシーズンで成し遂げる成果に価値を見いだしているとし、5度目のMVP受賞や、日本人投手として史上初となるサイ・ヤング賞獲得といった到達点を思い描いている可能性に言及している。

 大谷は前回のWBC直後のシーズンで右肘の尺骨側副靱帯を損傷し、キャリアで2度目の手術を受けた。今大会で打者に専念することで、ドジャースはシーズン序盤に肘を守るための極端な措置を取る必要がなくなり、先発投手として十分な登板数を確保できると、同記者は指摘した。

 その上で、ロバーツ監督は先日に行われた「ドジャー・フェスト」にて「彼はWBCで投球しない」と明言し、この判断について「この決断は間違いなく彼自身が下した」と説明した。仮に大谷が投球を望んでいれば、「もちろん絶対に(認めていた)」とも語っている。

 起用法については、登板間隔を通常より空ける可能性を残しつつも、「普通の投手として使う。2イニングや3イニングといった制限を設けることはない」と強調。スプリングトレーニングでは肩の状態を「段階的に上げていく」とし、大谷自身もブルペンで「3、4度」投球練習を行ったと明かしている。WBCでの投手辞退は、ドジャースで再び歴史を塗り替えるための準備であると、同紙は結論づけている。

(Full-Count編集部)

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