球速アップへ不可欠な「支える力」 低学年にお勧め…肩周りの“土台”強化ドリル

球速アップへの土台作り…米国式コーチ・松本憲明さんが推奨する逆立ち
投手を志す選手なら、誰もが目指すのは速い球を投げることだろう。その土台作りとして、小学校低学年の子どもはどんなトレーニングをすればいいのだろうか。名古屋市で米国式野球アカデミー「Be an Elite」を運営する松本憲明さんは、逆立ちを勧める。
速い球を投げる上で欠かせないのは、肩周りの強化。さまざまな怪我予防に効果があり、投球におけるNG動作である「肘抜け」防止にも役立つという。「肘抜け」とは投球の際に肘が先に前に出てしまう動作で、故障にも繋がりやすい。「肩周りが弱いと抜けがちになります」と松本さんは説明する。
やり方は簡単で、壁に向かって逆立ちするだけ。腕を伸ばし、体を一直線にし、お腹を膨らませることを意識する。避けたいのは肘を曲げてしまう動作。腕に負担がかかるだけで、肩周りの強化には繋がらない。「目的とは全く違ってしまいます」と松本さんは指摘する。
逆立ちがうまくできない子に対しては、指導者や保護者のサポートが必要になる。腕立て伏せの姿勢を取った子どもの両足を持って立ち上がる。これだけで逆立ちの形になる。
毎日、20秒×3セット行うのが理想。とはいえ、20秒できないとしても問題はなく、「10秒から頑張って、20秒ができたら30秒、40秒と増やしてもらいたいですね」。肘を曲げるなどNG動作を起こしていないか、保護者らはしっかりチェックしたい。
「逆立ちした状態で、潰れないように耐える、支えることが投げる上ですごく重要になります」と松本さんは強調する。将来速い球を投げるために、小さい頃に取り組みたいドリルだ。
(First-Pitch編集部)
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