最強・ドミニカに死角はあるか? ベネズエラ、オランダが立ちはだかる「死の組」|プールD展望

ドミニカとベネズエラの“2強”にオランダが挑む

 3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。米マイアミのローンデポ・パークを舞台とするプールDは、まさに「死の組」と呼ぶにふさわしい。圧倒的なタレントを誇るドミニカ共和国とベネズエラが“2強”として君臨するが、過去の大会で幾度も番狂わせを演じてきたオランダなど、不気味な存在が虎視眈々とアップセットを狙っている。

 圧倒的な優位に立つのは、アルバート・プホルス新監督率いるドミニカ共和国だ。打線の中心は、北米スポーツ史上最高額の15年7億6500万ドル(約1187億円)の契約を結ぶフアン・ソト外野手(メッツ)。さらにブラディミール・ゲレーロJr.内野手(ブルージェイズ)やフェルナンド・タティスJr.外野手(パドレス)らメジャーの看板選手が並び、攻撃力は米国代表をも凌ぐ「大会史上最強」の呼び声も高い。前回大会の1次ラウンド敗退という屈辱を晴らすべく、リベンジに燃える“超重量打線”の爆発力は必見だ。

 そのドミニカ共和国と双璧をなすのがベネズエラだ。2023年MVPのロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)をはじめ、安打製造機のルイス・アラエス内野手(ジャイアンツ)らスター選手が揃う。サルバドール・ペレス捕手(ロイヤルズ)やウィリアム・コントレラス捕手(ブルワーズ)と捕手陣の層も厚く、レンジャー・スアレス投手(レッドソックス)を中心とした投手陣も安定しており、悲願の初優勝を狙える戦力を有している。

 この2強の牙城を崩す一番手となるのがオランダだ。欧州勢で最も成功を収めている強豪は、元楽天のアンドリュー・ジョーンズ監督の下、ザンダー・ボガーツ内野手(パドレス)ら経験豊富なメジャーリーガーが集結。現役最多476セーブのケンリー・ジャンセン投手(タイガース)も参戦し、マイアミの地で再び台風の目となるか。

 残る2か国も侮れない。イスラエルはブラッド・オースマス監督の下、名手ハリソン・ベイダー外野手(ジャイアンツ)を攻守の要に据え、奇跡の再現を狙う。ニカラグアは全体的な戦力で劣り不利な状況だが、2024年のポストシーズンで山本由伸投手から一発を放ったマーク・ビエントス内野手(メッツ)の一振りが脅威だ。

 上位2チームのみが準々決勝へ進める過酷なレギュレーション。2強のどちらかが取りこぼせば、一気に混沌とするだろう。激戦必至のプールDから、最後に笑ってマイアミを旅立つのはどの国か。


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(Full-Count編集部)

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