球速アップに繋がる体全体の“絞り” スムーズな回旋動作を養う「30秒間の我慢」

スムーズな回転動作を生み出し球速アップに繋げるドリルとは(写真はイメージ)
スムーズな回転動作を生み出し球速アップに繋げるドリルとは(写真はイメージ)

トレーニングコーチの塩多雅矢さん推奨…理想の「割れ」作る“サソリストレッチ”

 打撃や投球において、理想的なトップと割れを作ることは、多くの野球少年が直面する課題である。前の足を着地させた瞬間に上半身と下半身の“捻じれ”を作れないと、力強いスイングや投球には繋がらない。首都圏を中心に年間20校以上を指導するトレーニングコーチの塩多雅矢さんは、スムーズな回転動作を導く「スコーピオンストレッチ」を推奨している。

 理想的な割れを作るには、胸郭や肩甲骨周りの柔軟性を高めることが不可欠となる。体を広げながらひねるストレッチを取り入れることで、着地時の上半身と下半身の捻じれを生み出すための可動域が広がっていく。塩多さんは「テークバックのトップを作る上ではフィットします」と、理想のフォーム習得に繋がる理由を解説する。

 まずうつ伏せになり、両手を横に広げて片方の足を上げる。サソリの尾のような“曲線”を作ることをイメージする。次に上げた足を背中側にひねっていく。このストレッチを左右両足とも30秒間、2セット行う。

 効果を高めるポイントは、肩と骨盤の距離を遠ざけるように動かすこと。「体全体を雑巾みたいに、ぎゅーっと絞るようなイメージ」で行うと、下側の胸の前なども伸びていく。ただ形を作るだけでなく、伸ばしている部位を意識しながら体を大きく使うことが重要だ。

 反動をつけて急に伸ばそうとすると、怪我に繋がるため注意が必要だ。30秒間行う中で「1ミリずつ遠ざかっていく」ような感覚で、じわじわ伸ばしていく。胸郭や肩甲骨の柔軟性が高まれば、理想的なトップと割れが作れるようになり、パフォーマンスが大きく向上するはずだ。

(First-Pitch編集部)

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