中学軟式春の全国大会、決勝カード決定 創部3年目で快挙なるか…迎え撃つ全国V経験校

延長タイブレークの末、決勝進出を決めた東海大静岡翔洋中【写真:磯田健太郎】
延長タイブレークの末、決勝進出を決めた東海大静岡翔洋中【写真:磯田健太郎】

「文科杯」準決勝結果…東海大静岡翔洋中と桐生大附属中が25日の決勝へ

 岡山県で開かれている中学軟式野球の全国大会「文部科学大臣杯 第17回全日本少年春季軟式野球大会ENEOSトーナメント」は24日、準決勝2試合が倉敷マスカットスタジアムで行われ、第1試合では桐生大附属中(群馬)がMIYAZAKI TAKAKURO(宮崎)に6-0で勝利。第2試合は東海大静岡翔洋中(静岡)が高知中学校クラブ(高知)に7-6でサヨナラ勝ちを収めた。決勝は25日に同球場で行われる。

 第1試合では、桐生大附属中が隙のない野球を見せた。3回に先頭が敵失で出塁すると、連打と内野ゴロで一死二、三塁の好機を作り、1番・中村聡汰の遊ゴロ、4番・栗原啓汰の中前2点打で3点を先制した。守っては野田晟太が、緩い変化球と130キロ中盤の速球のコンビネーションで5回を無安打8奪三振の快投。後を継いだ久保田律も無失点で抑え、完封リレーで快勝した。

 創部3年目で決勝へ導いた桐生大附属中の齋藤健子郎監督は「集中して戦えた結果。その場その場で最善の判断ができている」と、ここまでの戦いぶりを振り返った。初出場のMIYZAKI TAKAKUROは、6回に2死一、三塁の好機を作るも1本が出なかった。甲斐豪監督は「完敗ですね。手も足も出ませんでした」と、悔しさを滲ませた。

創部3年目で初の決勝進出を果たした桐生大附属中【写真:磯田健太郎】
創部3年目で初の決勝進出を果たした桐生大附属中【写真:磯田健太郎】

 第2試合は、延長タイブレークにもつれ込む熱戦となった。高知中は3回1死一、二塁で加藤碧桜が右翼線へ先制の適時二塁打を放つと、4連打で5点を先制した。しかし、6回に先発・森田翔月からバトンを受けた西村凪悠汰が打ち込まれ、味方の失策と内野ゴロの間に3点を返される。7回に1点を加えて3点差にしたが、その裏に失策絡みで2点を返され、4番・梅島飛雄馬の右翼線適時二塁打で試合は振り出しに。延長タイブレークに突入した。

 無死一、二塁から始まるタイブレークで、高知中は先頭が犠打を決めるも無得点。その裏に東海大静岡翔洋中も犠打で送ると、7番・古牧希一の打席で、初球に高知中がミス。捕逸で三塁走者が生還し、サヨナラ勝利を収めた。8年ぶり3度目の優勝を狙った高知中の西村雅仁監督は「準々決勝で負傷者が出た影響もあったが、ここまでよく頑張ってくれた。相手の力が素晴らしかった」と奮闘を称えた。

 両校とも、同大会の決勝進出は初。創部3年目の桐生大附属中か、1994年と2023年に全国中学軟式大会を制している実力校・東海大静岡翔洋中か。注目の一戦は25日午前9時から予定されている。

(磯田健太郎/Kentaro Isoda)

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