NPBジュニア合格への「決め手」とは 小柄でも悲観は無用…最終選考会の“評価基準”

NPBジュニアの最終的な合否を分ける基準とは(写真はイメージ)
NPBジュニアの最終的な合否を分ける基準とは(写真はイメージ)

西武ジュニア・星野智樹監督が語る…「技術プラスアルファ」の重要性

 プロ野球のユニホームを着るNPBジュニアチームでのプレーは、野球少年少女の憧れである。だが、合格者16人の“狭き門”を突破するのは容易ではない。実力者が集まる選考会で、指導者はどこを見ているのか。2025年に行われた埼玉西武ライオンズジュニアの最終選考での星野智樹監督の言葉を振り返り、合格へのポイントを紐解く。

 最終選考の実戦で結果を出してアピールする選手は多い。しかし、星野監督は「トータルですね」と、最終選考の結果だけに捉われることはないという。動画や一次選考からのパフォーマンスやデータを重視し、トレーニングに対する体の反応など未知数の部分も評価の対象とする。「今日(最終選考で)結果が出ていなくても、合格してる子がいるかもしれません」と語ったように、過程を含めた総合評価となる。

 合格を目指す選手へ、監督が求めるのは「どのように野球に取り組んでくれているか、向き合ってくれているか」という姿勢だ。「技術プラスアルファですね」と語るように、野球以外の様々な動きができることも重要視される。日頃から多様な運動を取り入れ、体を自在に操る感覚を養うことが必要だ。

 小学生は成長スピードによって体格差が顕著な年代だが、小柄でも悲観する必要はない。「身長があまり高くない子も特長がある」と話すように、俊敏さやミート力など自身の持ち味を理解して活かすことがアピールに繋がる。大柄な子はパワー、小柄な子は確実性といったように、特長を表現できれば首脳陣の目に止まりやすくなる。

 野球人生は始まったばかり。NPBジュニアの当落だけで自分の価値を決めてしまわないことも重要だ。星野監督は「落選しても自信にしてほしい」とエールを送る。「まだ12歳なので、野球を続けてくれるというそっちの気持ちのほうが大事」。挑戦した経験を誇りに、野球と向き合い続ける姿勢が何より尊い。

(First-Pitch編集部)

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