通信制の星槎大が近畿学生野球に加盟 「3年で神宮大会に」…育成のスペシャリストが集結

関メディベースボール学院・井戸伸年総監督【写真:喜岡桜】
関メディベースボール学院・井戸伸年総監督【写真:喜岡桜】

2027年春季リーグから参戦

 アマチュア野球界で“改革”を続ける兵庫の「関メディベースボール学院(以下、関メディ)」が、大学球界に参入する。提携する星槎大学が硬式野球を新設し、近畿学生野球連盟に加盟。2027年春季リーグ(3部)から正式に参加する。同部の総監督を務める井戸伸年氏は「3年、5季で神宮大会出場を目指す」と、最短での1部リーグ昇格、全国大会出場を目標に掲げた。

 関メディは中等部がポニーリーグで全国制覇を果たすなど、「日本一選手が集まるチーム」として注目されている。今回、大学球界に参入するのはなぜか。井戸総監督は「大学は選手数が多くて指導者が少ない。違う方向に行ってしまう選手もいる。レギュラーだけではなく2番手、3番手も力をつけて次の道を広げることが大事」と、大学で埋もれない選手育成を理由に挙げた。

 星槎大は通信制の大学で、選手たちは兵庫の「神戸サテライト」でオンライン授業を受けながら練習する。「通信制のメリットは時間価値を高められること。野球の時間を確保して、なおかつ単位を取れる。大学で学ぶことプラス野球時間をより多く充実させる」。選手は午前に練習、午後に授業と全員が同じタイムスケジュールで動くことになる。

 コーチ陣も豪華だ。投手コーチにはNPB通算165勝を挙げ、日本ハムでダルビッシュ有投手(パドレス)、楽天では田中将大投手(巨人)を指導するなど名伯楽として鳴らした佐藤義則氏が就く。外野守備コーチに元中日の古本武尊氏、守備コーチに守備特化型指導の「ディフェンスデザイナー」として活動する武拓人氏を予定している。トレーニングコーチやトレーナー、コンディショニングコーチを揃え、充実したスタッフが選手をサポートする。

「プロ野球、社会人、独立リーグ、MLB。できるだけ野球を続けられるように成長させることが役目になる。そこに向けてどれだけ機会を与えられるか。海外を含めて活躍できる場所もあるので。将来的には米国のショーケースにも出したいと思っている。選手たちの活躍の場所を増やしていきたい」

 定員は1学年約20人を予定しており、セレクションも実施する。近畿学生リーグの1部は現在、和歌山大、大阪公立大、大阪観光大、奈良学園大、阪南大、神戸医療未来大の6校。「まずは3部リーグで優勝。2部、1部と上がって3年で必ず神宮大会に出場する」と井戸総監督は力を込める。中学に続き、今度は大学球界に新たな風を吹き込んでいく。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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