足が速い=守備範囲が広いは間違い? 打球反応の“一歩目”を鍛える「2マーカー」

高島誠トレーナーが伝授…守備の反応速度と横の動きを高める練習法
守備において、打球への一歩目の遅さや守備範囲の狭さに悩む選手は多い。足が速くても打球への反応が鈍い選手もいる。こうした課題を克服し、守備に必要な移動スピードを高める方法はあるのか。オリックスやMLBのナショナルズでトレーナーを務めた高島誠さんは、一歩目が速くなるドリルを紹介している。
守備力向上の要素の1つに、速い打球にどれだけ素早く反応できるかが挙げられる。ただ漫然とノックを受けていても、スピード感は養えない。そこで、高島さんが提案するのが「2マーカースピードタッチ」ドリルだ。
まずは体の左右にマーカーなどの目印を1つずつ置く。可能な限り体を伸ばして触れる位置に置くのがポイント。ペットボトルなどで代用しても問題ない。選手はマーカーの真ん中に立ち、左にあるマーカーには右手、右にあるマーカーには左手で交互に素早くタッチする。
スマートフォンの無料アプリなどで、メトロノームを使用するのがよい。まずはテンポを60(1分間の拍数)に設定し、音に合わせてタッチする。正確にどのテンポまで可能か把握し、70、80と徐々に上げていく。限界まで速く動く感覚を養うことが重要になる。
「柔らかさは当然大事ですが、速く移動しないと打球に追いつくことはできません」と高島さん。テンポに合わせてスピード感を養うことが、実際の守備に繋がる。選手同士で競い合い、誰が最後に残るかゲーム感覚で取り組むのもお勧め。このドリルを継続すれば一歩目の反応が鋭くなり、守備範囲は確実に広がっていくはずだ。
(First-Pitch編集部)
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