非力でも強い打球を飛ばすには? 元プロ伝授…全身のパワーをぶつける“内側意識”

全身の力をボールにぶつけるスイングが身に付くドリルとは(写真はイメージ)
全身の力をボールにぶつけるスイングが身に付くドリルとは(写真はイメージ)

元中日・森野将彦氏が伝授…打撃で全身の力をボールにぶつける体重移動の極意

 打撃で全身の力を無駄なくボールにぶつけることは、打球を遠くに飛ばすために欠かせない要素だ。まだ体に力のない子どもたちにとって、効率的な体重移動は欠かせない。中日一筋で通算1581安打、165本塁打をマークし、打撃コーチも務めた森野将彦氏は体重移動を最も大事な要素と位置付けている。

 構えの段階で、軸足に体重を乗せることが重要になる。森野氏は「前足4、後ろ足6」の割合で構えていたという。この時、後ろ足の内側を意識することがポイント。母指球に体重を乗せるという指導もあるが、そこまで厳密でなくても親指、人差し指、中指の3本で立つ意識を持てば、スムーズな体重移動が可能になる。足の外側に乗せると、体が流れてしまうので注意したい。

 打ちにいく際は、薬指と小指も使って後ろ足全体で地面を押す動作に切り替える。そうすることで、力強くゆっくり前に出ていくことができる。そして、ステップした前足は親指と人差し指から入り、最後にかかとを着地させる。「かかとを着くことでバットが出てくる」と森野氏。この流れが最大の力を生み出す。

 腰の回し方にもコツがある。力のない子どもはフラフラした状態で回り切ってしまうことが多いが、最初は無理に回さなくていいという。「回そうという意識よりも、まずは腰を捻ってあげます」。後ろ足を投手方向に90度回す必要はなく、45度程度で十分だという。この足と腰の使い方を覚えれば、最短でバットを出せるようになる。

 胸が早く投手に向くと力が逃げるが、胸を出さないようにして振れなくなるのもよくないという。「僕が意識したのは、逆に手が先です」。手が先に出て下半身が回るイメージを持つことで、突っ込まずにボールとの距離を保てる。この動きを習得できれば、全身のパワーを無駄なくボールに伝えるスイングが身につくはずだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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