チャンスでバットが出ない原因は? メンタルではない…得点圏に強くなる「逆転の発想」

通算1581安打の元中日・森野将彦氏が伝授…チャンスの打席で「迷い」を消す方法
チャンスの場面で、「プレッシャーに負けて結果を出せない」と悩む選手は多い。中日一筋21年間プレーし、通算1581安打、165本塁打、782打点をマークした他、1軍打撃コーチなどを歴任した森野将彦氏は、現役時代にチャンスで幾度も結果を残してきた。勝負強い打撃を発揮するための心構えを明かしている。
チャンスで打てない原因について、森野氏はメンタルの弱さではなく「迷いが生じる」ことにあると指摘する。迷うことでバットが出なかったり、狙い球ではないボールに手を出したりする。特に無死や一死で三塁に走者がいる好機では、打撃練習で行っていない犠牲フライを狙おうとすることで不安が生まれるという。
得点圏打率を上げるには、練習通りヒットを狙うことが重要になる。投手も点を与えたくないため際どいコースをついてくるが、森野氏はそこに目付けをするのではなく、失投を1球で捉えることに集中するよう助言する。「打てる球は逃さないように打つ」意識が、安打の確率を上げると解説する。
現役時代に3ランが多かった森野氏は、一塁に走者がいる状況では、投手は四球を出したくないためストライクゾーンで勝負してくることが多いと説明。打者有利のカウントになるほど球種を絞りやすくなるため、狙い球に対して思い切りスイングすることが好結果につながると力説する。
同点の最終回2死満塁で打席に入り、フルカウントという極限の場面でも、必ずストライクを投げてくるという概念は持たないそうだ。相手のミスを視野に入れつつ「逆に簡単なことをやろうとします」。相手のピンチは、自分のチャンス。「ネガティブはダメ。ポジティブはいくらでも持ち込んでほしい」とアドバイスを送る。
(First-Pitch編集部)
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