投球の安定感を高める2つの“球” キャッチボール前に10回…肩&脚の連動ドリル

「ボールジョイントターン」に取り組む様子【写真:編集部】
「ボールジョイントターン」に取り組む様子【写真:編集部】

安福一貴氏が推奨…投球動作の土台を作る「ボールジョイントターン」

 投球動作の安定を目指す上で、欠かせないのが全身の連動性だ。4年連続盗塁王に輝いた片岡易之氏(現多摩川ボーイズ監督)ら多くのプロ選手をサポートしてきたプロトレーナーの安福一貴さんは、野球の動きに特化したウオーミングメニューの中で「ボールジョイントターン」を推奨している。股関節と肩関節の連動性を生み、ピッチングの土台を作る練習法だ。

 ボールジョイントとは、先端が球状の骨と受け皿が組み合わさった「球関節」を指す。体の中で自由度の高い股関節と肩関節がこれにあたり、投球ではこの2箇所を連動させることが不可欠だ。「(右投げの場合)左足が投球方向へ行くとき、右肩も一緒に動く」というメカニズムにおいて、この2つの関節がバラバラに動いては正確な投球・送球は望めない。

 具体的には、まず軸足で立って同じ側の手を上に上げる。反対の足はやや横に浮かせて、空いた手はお腹に当てておく。そこから、上げた手と浮かせた足を外側から、同時に1回ずつ丁寧に回していく。余裕があれば、浮かせた足は上げたままで10回繰り返したい。小さく回すのではなく「外側から内側へ」と円を描くように大きく動かすのがコツだ。

 この際、反対の手をしっかりお腹に置いておくことが重要になる。安福さんは「お腹に手を置くことで体幹を意識する」と狙いを語る。ただ手足を動かすのではなく、体の中心を感じながら肩と股関節を動かすことで、実際の投球時にも軸がぶれない安定感が生まれる。外回しを左右10回ずつ行ったら、同様に内側から外へ回す動きも実践したい。

 このメニューは空手の踵落としなどの動きから取り入れたものだと安福さん。「このメニューができなかったら、投げる動作はできない」と安福さんが強調するように、手足がバラバラに動く癖がある選手は特に注意が必要だ。ウオーミングアップとして、キャッチボール前に取り入れることで、ピッチングの精度は少しずつ高まるはずだ。

(First-Pitch編集部)

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