制球難の一因は“前足の上げ方” 無駄な力を排除…理想の重心バランス作る「足踏み」

制球力を高める安定したフォームの作り方とは(写真はイメージ)
制球力を高める安定したフォームの作り方とは(写真はイメージ)

鷹の元エース・攝津正さんが伝授…コントロールを安定させる重心の取り方

 投手にとって、安定したコントロールは“永遠の課題”といえる。ボールが暴れる原因の1つに、投球時の下半身の使い方が不安定なことが挙げられる。2009年に新人王、2012年に沢村賞に輝くなどソフトバンクで活躍した右腕・攝津正氏は、安定した投球フォームを生み出す重心バランスの取り方を紹介している。鍵を握るのは、前足を上げる“きっかけ”と接地の仕方だ。

 投球動作で基本になるのは、バランスよく立つこと。足首や膝、股関節がしっくりくる形で立つことが重要になる。攝津氏が大切にしていたのは「足踏み」のイメージ。無駄な力を使わずに進む歩行運動は理に適っており、その感覚で前足を上げるようにしていたという。

 具体的な動作としてはセットポジションの姿勢で足踏みし、重心を若干前足(右投手なら左足)寄りにして上げていく。「足踏みしてポンと入った(前足を上げた)ところが自分の中では一番いい位置」と語るように、足踏みから前足を上げた時にバランスが取れているかが重要になる。

 軸足は蹴る意識を持たず、胸を横(右投手なら三塁側)に向けたままマウンドの傾斜に抗わず自然に任せ、捕手方向に並進移動していく。自ら進もうとすると体が突っ込んでしまうため、横を向いた状態を維持することがポイントだ。

 踏み出し足の接地にも明確な意識を持つ。かかとから強く踏み込んでロックし、下半身の動きを止めることで上半身が走る感覚が生まれる。

 ステップ幅にも注意したい。広すぎると体重が前に乗りきらずに後ろに残ってしまい、逆に狭すぎると上半身が突っ込んでしまう。重心が前後に偏らない“適正な位置”を見つけることが重要になる。自然な足踏みの感覚を投球フォームに落とし込むことで、制球力は安定していくはずだ。

(First-Pitch編集部)

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