打球を追いつつ走者もケア…「周辺視野」をどう広げる? 専門家推奨の“8方向ドリル”

野球で生きる「周辺視野」を鍛えるトレーニングとは(写真はイメージ)
野球で生きる「周辺視野」を鍛えるトレーニングとは(写真はイメージ)

眼の専門家・野口信吾さん推奨…周辺視野を広げる“8方向ドリル”

 野球は、複数の事象が同時に起きるスポーツ。目の前のプレーに対応しつつ視野を広く保って周囲の動きを把握することが必要で、状況判断のスピードが勝敗を左右する。スポーツビジョントレーナーとしてアマチュアからプロ選手まで幅広くサポートする野口信吾さんは、「周辺視野」を広くするドリルを紹介している。

 人間の視野には、対象物をじっくり観察する「中心視」と、周囲のぼやけている部分を見る「周辺視野」がある。守備で中心視だけになると、捕球してから周りを見るためプレーが遅れる。周辺視野を広く使えると、捕球しながら走者の動きなどを把握することも可能。野球上達に必須の能力といえる。

 周辺視野を広げる方法として、野口さんは“8方向ドリル”を推奨する。肩幅に足を広げて立ち、両腕を前方に伸ばす。親指側を上にし、親指を上に伸ばした状態で、片方の腕を横に動かしていく。正面の親指を見ながら、動かした側の親指がかろうじて見える位置を探り、その状態を10秒間キープする。

 左右・上下・斜めの計8方向に片方の腕を動かし、それぞれ10秒間キープする。1つずつ丁寧に行いたい。視線は正面の親指に合わせたままにする。動かしている指へ視線を向けず、正面を見ながら周辺視野だけで、動かした腕の親指を捉えるよう努める。

 視線を向ける対象が親指だと、いま一つ感覚を掴めない小学校低学年の選手もいるかもしれない。その場合は目立つ色のボールなどを使うのがよい。周辺視野が広がればプレーの幅が広がり、頼もしい選手になれるはずだ。

(First-Pitch編集部)

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