バットの握り方で一変する打撃 非力でも…自然とヘッドが走る“テコの原理”利用術

元阪神・桧山進次郎氏が伝授するバット選びのコツ&握り方
体の成長が著しい子どもたちにとってバット選びは重要だ。頻繁な買い替えは保護者の負担が大きいものの、技術向上には体に合った道具を使うことが欠かせない。阪神一筋22年間プレーし、「代打の神様」と称された桧山進次郎氏が成長に応じたバットの選び方や、ヒット量産に繋がるバットの握り方を解説している。
最も重要なのは、体に合ったバット選びだ。重すぎたり軽すぎたりするバットは避ける。腕の力を使える感覚のものが適しており、重いと感じる時は指1、2本分短く持つなどして調整する。長く持っても無理なく振れるのであれば、そのままでOK。軽いと感じた時が、バットの移行時期となる。
握り方には大きく分けて4種類ある。左右の手それぞれ、指先で握る方法と、手のひらで握る方法だ。例えば日米通算4367安打のイチロー氏は後ろ側の左手を指先で、同2730安打の青木宣親氏は手のひらで握っていた。この握り方の違いによってスイング軌道が変わるため、素振りなどで自分に合う形を見つけることが大切だという。
投手寄りの手の小指を、グリップにかける握り方もある。イチロー氏も実践したこの方法は、インパクトでバットのヘッドを返す際、テコの原理を応用できるのが特徴だ。意識しなくても自然にヘッドが走るため、非力な選手でも速い球に振り遅れず対応できるようになる。
一方で、小指をグリップエンドにかけるとバットが長く感じられ、内角球に苦手意識を持つ選手もいる。その場合はバットを短く持った上で、小指を浮かせる握り方が有効だという。短く持つことで内角球が捌きやすくなり、小指を浮かすことでテコの原理も生かせる。ぜひ実践し、バットコントロールを向上させてほしい。
(First-Pitch編集部)
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