バットが“体から離れる”悪癖矯正 重力を有効活用…インサイドアウト作る片手ティー

野球塾「J-PARK」代表の福原芳之さんが推奨するスイング軌道修正ドリル
少年野球の現場で指導者を悩ませるのが、バットが体から離れて出てくる「ドアスイング」だ。ミート力が落ちるなど、デメリットばかりの“悪癖”を直すにはどうすればいいのか。徳島商やJR四国でプレーし、現在は徳島県の野球塾「J-PARK」で代表を務める福原芳之さんは、ボトムハンド(投手側の手=右打者は左手)だけで行うティー打撃を推奨している。
ボトムハンドとはバットを握った際に下にくる手のことで、うまく使えないと、スイングの支点である体との距離が離れ、ドアスイングになりやすい。福原さんは打撃を「1つ1つのパーツを組み合わせて最終的にスイングになる」と考えており、まずはボトムハンドだけで形を作り、インサイドアウト軌道に修正していく。
推奨する「ボトムハンドティー」はバットのグリップの一番上を握り、肩に置く。肘の角度は90度、バットを握る手とバットの角度も90度にし、正方形を作って構える。捕手側の手(右打者は右手)は軸足側の脇腹に当て、前傾姿勢を取る。ここから、体の回転で振っていく。
軸足側の脇腹を起点に体を回し、手の力を抜いていれば、重力でバットの先端が自然と下がる。この一瞬の重力を利用して前に振り出し、ボールの内側を捉える。手の甲は最後まで上を向けたままにする。このように体で振ることができれば、右打者ならボールは「勝手に右中間」へ飛んでいく。使い慣れたバットで行うことも大切だ。
NG動作として挙げるのが、腕の力だけでバットを振ったり、右中間方向へ飛ばそうとしてボールを擦り上げること。振り出す時に手の力を抜くことが、重力と遠心力をうまく使うコツとなる。この形を反復することで手打ちが解消され、体幹主導の再現性の高いスイングが身に付くはずだ。
福原芳之さんが講師…小中学生の「手打ち改善」講座、6・22開催!
First-Pitchと野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」では、6月22日に、福原芳之さんが講師を務めるオンラインイベント「小中学生に多い“手打ち”改善講座」を開催します。バットが遠回りする「ドアスイング」や、打球が弱いなどの悩みの解決策を、福原さんがアドバイス。参加費は無料。詳細は以下のページまで。
【小中学生に多い“手打ち”改善講座・詳細】
https://first-pitch.jp/article/well/batting/20260519/16445/
【参加はTURNING POINTの無料登録から】
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(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
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