打撃のタイミング狂わす「昔話のリズム感」 大阪桐蔭元主将が勧める“ラテン素振り”

「ミノルマン」廣畑実さんが伝授するタイミングの取り方
野球をプレーする小・中学生にとって、バッティングにおける「タイミングの取り方」は大きな悩みの1つだ。分かりやすい技術論で子どもからプロまで幅広い層から支持される「ミノルマン」こと廣畑実さんは、大阪桐蔭高で主将を務めるなどエリート街道を歩んだ経験を活かし、悩める選手たちへ独自の解決策を提示している。
打撃のタイミング合わせにはリズム感が不可欠だという。野球は投手が投げ始めてから動き出す、いわゆる投手主導のスポーツ。そのため、打者は常に相手の動きに合わせる能力が求められる。「相手に合わせるためのリズム感を養わないと、なかなかタイミングを取るのは難しいです」と廣畑さんは指摘する。
日本の子どもたちは、昔話や童謡などを聞いて、ゆったりとした遅いテンポで育つ傾向があり、これが緩急への対応を狂わす原因になり得る。そこで廣畑さんが推奨するのが、ラテン系やヒップホップなどの音楽をBGMに流し、練習環境に取り入れることだ。弾むようなアップテンポの音楽を流しながら、日々のバットスイングを行うことを提案している。
自宅での素振りや試合前のアップ時に、アップテンポな音楽を聴きながらバットを振る。耳から入る音で脳が刺激され、日本特有のゆったりとしたテンポとは真逆のリズムに体が勝手に合わせようとする。廣畑さんは「そこからまず、タイミングの取り方は勝負が始まっている」と語る。
この音楽を取り入れた練習は、バッティングだけでなく守備練習にも応用できる。リズムに乗りながら口ずさんで体を動かすことで、自然と実戦に必要な間やタイミングが身についていく。日本ではなかなか浸透していない練習環境だが、「小学生からやってほしい」と廣畑さん。日常に音楽を取り入れるだけの簡単な方法が、少年野球での打撃力を飛躍させる近道となるはずだ。
(First-Pitch編集部)
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