「正しい投げ方」の鍵を握る“年齢” 飽きっぽい低学年も楽しく…運動神経を伸ばすコツ

倉俣徹氏が推奨する「プレゴールデンエイジ」のボール遊び
幼児や低学年の子どもに野球を教える際、すぐに飽きてしまうと悩む保護者は多い。ジャイアンツアカデミー設立に携わり、中学硬式・高崎中央ポニー監督として全国制覇も果たした倉俣徹さんは、スポーツ医学の知見をもとに低学年向けの指導法を確立してきた。投げる力の土台づくりとして、ボールに親しむ重要性を説く。
小学3年生から6年生は、運動神経が飛躍的に発達する「ゴールデンエイジ」と呼ばれる。だが倉俣さんは、運動神経の基礎が作られる8歳までの年代「プレゴールデンエイジ」に注目する。8歳までに投げる経験がないと、「3年生になっていきなり上達するのは難しい」と倉俣さん。だからこそ、2年生までに「野球ごっこ」でボールと親しむ時間を取り入れることが重要になる。
現代の幼児・低学年は、草野球などでの野球経験がないことがほとんどだ。だからこそ、簡単な遊びから始めることが鍵を握る。短い距離で狙ったところに投げることや、ボールをテンポよく両手で持ち替えたり、放り投げたボールをキャッチしたりといった動作で“ボール感覚”を養っていく。
練習を進める工夫も欠かせない。反復練習を行う際も、短い距離から長い距離へと投げる距離を変えていくなど、レベルアップさせていくのが、子どもを飽きさせないコツだ。最後には的当て競争を取り入れ、勝った負けたを競わせる。
倉俣さんは、話は短く済ませて、デモンストレーションで動きのイメージを持たせることが大切だと語る。「小さい子どもってすぐ飽きるし、話が長いとあくびを始めますから」。集中力が続かない年代だからこそ、テンポの良い進行が求められる。ポイントを把握していれば、子どもの能力は大きく伸びていく。
◎倉俣徹さんが講師…無料オンラインイベント、8・31に開催
https://first-pitch.jp/article/well/pitching/20260819/17771/
(First-Pitch編集部)
球速を上げたい、打球を遠くに飛ばしたい……。「Full-Count」のきょうだいサイト「First-Pitch」では、野球少年・少女や指導者・保護者の皆さんが知りたい指導方法や、育成現場の“今”を伝えています。野球の楽しさを覚える入り口として、疑問解決への糸口として、役立つ情報を日々発信します。
■「First-Pitch」のURLはこちら
https://first-pitch.jp/