反復練習ばかりの野球脳に“刺激” 試合に生きる「咄嗟の判断力」がつく色付きラダー

長坂秀樹さんが推奨する身体操作向上トレーニング
野球の練習は反復動作が多くなりがちだが、試合中の咄嗟の判断力を身につけるためにも、自分の体を瞬時に、思い通りに操る能力が欠かせない。身長168センチと小柄ながら150キロ超の直球を武器に日米の独立リーグで活躍し、巨人の小笠原慎之介投手を中学時代に指導した経験を持つ野球塾代表の長坂秀樹さんは、脳に刺激を与えながら運動を行う「色付きラダー」を推奨している。
実践方法は、床に置いたラダーの枠内に、赤、黄色、緑のマーカーをランダムに配置する。マーカーがある枠ではラダーの外で足をパーに開き、何もない枠ではグーで足を閉じて枠内に入る。これは基本動作だが、さらに「赤の時は手を体の横に置く」「黄色の時は体の前で両手を叩く」「緑の時は頭の上で両手を叩く」というルールを設定して進んでいく。
さらに難易度を上げるため、動作に合わせて色を声に出していく。実際のプレー中に声を出す状況と同じように、言葉と動作を組み合わせるのだ。最初は日本語で行い、次にイエロー、レッド、グリーンと英語で言いながら行う。さらに黄色だけ日本語にするなど工夫を加えることで、脳への刺激はより一層高まっていく。
このドリルの目的は、目で見た情報を瞬時に判断して体で表現することにある。実際の試合でも、次のプレーを予測しながら素早く動作を切り替える場面は多い。遊び感覚で脳と体を繋げていくのだ。
「あまり悠長に考えてる時間はないです」と長坂さんが語るように、テンポよく行うことがポイントとなる。普段慣れ親しんでいるラダーであっても、ルールを変えるだけで瞬時の反応力を高めるトレーニングになる。反復練習も大事だが、いつもとは違う脳への刺激を取り入れ、楽しみながら身体操作を向上させてほしい。
(First-Pitch編集部)
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