肘を痛める選手に共通する「使えない部位」 中学強豪が実践…バットでできる予防法

石崎学監督が解説…肘の“内側”に刺激を入れて怪我を予防するドリル
少年野球において、肘の怪我のリスクは選手や保護者にとって大きな悩みの種である。成長期の子どもたちの肘を守るためには、日頃からの予防や身体の正しい使い方が欠かせない。今年の「ジャイアンツカップ」を制した中学硬式の強豪「取手リトルシニア」を率い、トレーナー資格も持つ石崎学監督は、肘の内側の筋肉に適度な刺激を入れて怪我を防ぐ手軽なドリルを紹介している。
なぜ肘の怪我が起きてしまうのか。「肘の内側の筋肉を動かせないためです。そもそも動かす意識がないこともあります」と石崎監督は語る。逆に怪我をしない選手は、この部分の筋肉を上手く使うことができているという。
まずは簡単なチェックを行う。小指、薬指、中指の3つの指を曲げて、手を小指側に傾けられるかどうかを確認する。この動きをした時に、肘の内側の筋肉がちゃんと動いて力が入るかどうかが重要だ。この感覚を意識することが、怪我予防の第一歩となる。
続いて、バットを使ったドリルだ。まずグリップエンドを上にして握り、そのまま腕を下ろす。そこからバットのヘッドを上後方へと引き上げていく。手首はしっかりと固定し、前述の3本の指で握って引き上げるのがポイントだ。そうすることで肘の内側の筋肉が収縮し、適度な刺激が入る。
先端が重い別の物で代用したり、バットが軽ければリングを付けたりしてもよい。しかし、実践する際の注意点として、激しいウエートトレーニングのように筋肉を鍛えることが目的ではない。筋肉に軽く刺激を入れることを意識することが重要だ。回数は15回から20回程度を目安に行い、肘の怪我を未然に防いでほしい。
(First-Pitch編集部)
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