元阪神オマリー氏、米国ではソフトボールの名コーチ 地元紙「素晴らしい財産を与えた」

阪神などで活躍したトーマス・オマリー氏(右)【写真:Getty Images】
阪神などで活躍したトーマス・オマリー氏(右)【写真:Getty Images】

米国に戻り高校ソフトボールチームの打撃コーチとしてリーグ優勝に貢献

「阪神ファンは一番やぁ~!」の決まり文句でファンから愛され、阪神、ヤクルトで通算123本塁打を放ったトーマス・オマリー氏。米国に戻ってからは野球以外にもソフトボールのコーチとして活躍し、地元紙「ウィリアムズポート・サン・ガゼット」は、その功績を称え特集記事が掲載している。

 トーマス氏は阪神、ヤクルトの助っ人として活躍し1996年に現役を引退。その後は2002年に阪神の臨時打撃コーチ、駐米スカウトなどを務めると2017年に米国に戻り高校のソフトボールチームでコーチを務めた。

 地元紙「ウィリアムズポート・サン・ガゼット」は過去10年間の功績を振り返る企画の一つとして「トーマス・オマリーがロイヤルソック(高校ソフトボールチーム)のリーグ優勝を助けた」とのタイトルでオマリー氏にスポットを当てている。

 オマリー氏は2017年、18年にソフトボールの打撃コーチを務めチームの連覇に貢献したことを言及し「ボールとバットさえ関わっていれば、オマリーのコーチングはチームに素晴らしい財産を与えてくれる」と賛辞を送っている。実際にオマリー氏の指導でチームは19試合のうち5得点以下の試合がわずか3試合となり、強力打線を武器として勝利を重ねたようだ。

 また、指導力だけでなく「彼はとてもリスペクトされていてその上、野球については百科事典のような知識があり、人に対しては深い洞察力を持ち合わせている」と、その人間性も高く評価されていたことも伝えている。

 オマリー氏の功績は日本だけでなく米国でも評価されており記事では「野球かソフトボールかプロフェッショナルかティーンエイジャーかなどは関係ない。彼には人間の最も良いところを引き出す力がある」と締めくくっていた。

(Full-Count編集部)

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