笠谷が4倍、川瀬は約3倍の大幅アップ ソフトバンク4選手が契約を更改
守護神の森は4年契約2年目で現状維持4.6億円でサイン
ソフトバンクは15日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、川瀬晃内野手、笠谷俊介投手、杉山一樹投手、森唯斗投手が来季の契約にサインした。(金額はすべて推定)
・川瀬晃(570万円→1500万円)
今季、故障で離脱した今宮の穴を埋める存在としてキャリア最多となる70試合に出場。141打数27安打の打率.191という成績だったものの、3年ぶりのリーグ優勝に貢献し、今季の年俸570万円から約3倍となる1500万円の大幅増に。「僕が思っていた以上の金額だったので、びっくりしています。来年また頑張らないといけない、という思いになりました」と語っていた。
・笠谷俊介(550万円→2200万円)
今季開幕1軍入りを果たすと、ショートスターターとして活躍。シーズン終盤にはそれまでの好投が評価されて先発ローテ入りし、20試合で4勝4敗、防御率2.84の好成績を残した。4倍の大幅アップに「評価していてもらえましたし、来年に向けてさらにがんばろうという気持ちになりました。来年は先発ローテに入って頑張りたい」と来季への意気込みを語っていた。
・杉山一樹(1200万円→1100万円)
今季は1軍で11試合に登板し、防御率2.16の成績をマーク。終盤に中継ぎ陣の一角で大器の片鱗を見せていたが、100万円ダウンでのサインとなった。交渉後の表情は険しく「自分が思っていた評価と、球団側の評価があまり良くなかった。悔しい部分もあります」と語っていた。
・森唯斗(4億6000万円→4億6000万円)
7年目の今季も52試合に登板して1勝1敗32セーブ6ホールド、防御率2.28をマーク。守護神としてチームの3年ぶりリーグ優勝、4年連続日本一に貢献した。年俸固定制の4年契約を結んでおり来季がその2年目となる森は、プロ入りから7年連続50試合登板も達成し「球団からは『しっかりやってくれた』と言ってもらえた。また来年もしっかり金額に恥じないようにやりたい。1年しっかり上にずっといられるようにやりたいと思います」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)