パドレスが牧田和久の獲得を正式発表 2年総額4億5000万円との報道

パドレスへのポスティング移籍が発表された牧田和久【写真:編集部】
パドレスへのポスティング移籍が発表された牧田和久【写真:編集部】

西武からポスティングシステムを通じてメジャー移籍目指す

 パドレスは6日(日本時間7日)、西武からポスティングシステム(入札制度)を利用してメジャー移籍を目指していた牧田和久投手と2年契約を結んだと発表した。複数の現地報道を総合すると、契約は2年総額400万ドル(約4億5200万円)に達するという。

 日本通運から2010年ドラフト2位で西武入りした牧田は、日米でも珍しいアンダースロー投手。1年目から1軍で登板すると10試合で先発、同時に22セーブを記録し、新人王を獲得した。2年目の2012年には13勝9敗、防御率2.43の好成績を残すなどしたが、2016年から中継ぎに完全転向。セットアッパーとして2シーズンで54ホールドを挙げる活躍を見せた。昨年に行われた第4回WBCでは侍ジャパンの一員に選ばれ、5試合に投げて1勝0敗2セーブ、防御率3.00の活躍で、メジャー関係者に強烈な印象を残した。

 昨季ナ・リーグ西地区4位に終わったパドレスは、今オフの補強ポイントとしてブルペンを挙げており、牧田の獲得で問題解決を目指す。これまで大塚晶則、井口資仁が在籍した経験を持ち、現在は野茂英雄氏や斎藤隆氏がフロントオフィスのにアドバイザーとして加わるなど、日本人選手にとって心強い環境面も整っている。同地区には、ドジャースに前田健太投手、ダイヤモンドバックスに平野佳寿投手がおり、日本人投手の熱い投げ合いが展開されそうだ。

【写真】早くもパドレス公式ツイッターでは、牧田のパドレスユニフォーム姿を公開

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