松井稼が自主トレ公開 15年ぶり西武ユニ着用へ「絶対に気持ちは昂ぶる」

西武・松井稼頭央が自主トレを公開【写真:上岡真里江】
西武・松井稼頭央が自主トレを公開【写真:上岡真里江】

自主トレを公開「残り少ない野球人生、最後には日本一に」

 2003年以来の西武復帰となった松井稼頭央選手兼テクニカルコーチが11日、都内グラウンドで行っている自主トレを公開した。

 同自主トレを8日からスタートさせており、この日が4日目。「ちょうど疲れがピークの時」と苦笑いを浮かべるが、それでも、午前8時からの体幹トレーニングに始まり、ランニング、ダッシュ、キャッチボール、内野ノック、ティー打撃、ウエートトレーニングと、約6時間にわたるメニューをきっちりこなした。

 今季でプロ25年目のシーズンとなる。「また今年を迎えられて、楽しみにしていました。年齢を重ねていくと、どうしてもメニューが変わってきたりするものですが、数は少なくても、なんとか若い時のような、ジャンプなどの瞬発的なトレーニングを今年は取り入れていきたいなと思っています。ヒーヒー言いながら、追い込んでやっているので、毎年この1月が自分の中で一番しんどい月。早く2月になって、みんなと一緒にユニフォームを着て練習したい。とにかく、いい形でキャンプに入ることしか考えていません」と、気合い十分だ。

 それでも、15年ぶりの古巣・西武のユニフォーム。「絶対に気持ちは昂ぶることは間違いない」。袖を通した途端、興奮状態に陥るであろう自らの姿を早くも想定し、「無理するとケガをするので、そこは自分なりに抑えるなど、考えながらやっていきたいと思っています」と、あくまで平常心で挑むことを自らに言い聞かせていた。

 立場的には『テクニカルコーチ』も兼任するが、あくまで「まずは選手としてしっかりとアピールを」と、きっぱり。「15年ぶりに西武でやることになって、ファンのみなさんの前で、しっかりと走っている姿を見ていただけるようにやっていきたいです。僕もライオンズで日本一になったことがないので、残り少ない野球人生、最後には日本一になりたいと思っています。ぜひ今年はチーム1つ、全員で同じ方向を向いて、まずは優勝、そして日本一という高い目標を持ってみんなでやって、その中にいられるように頑張ります」。目指すは、日本一のみだ。

(上岡真里江 / Marie Kamioka)

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