楽天ドラ1早川ら新人7選手が入寮 田中将大愛用マットレス持参「体のケアは1番大事」
昨年のドラフト1位ルーキーで1年目から活躍した小深田が暮らした2階の角部屋「1号室」
楽天の新入団選手7人(支配下6人、育成1人)が6日、仙台市の犬鷲寮に入寮した。ドラフト1位の最速155キロ左腕・早川隆久投手(早大)は元楽天でメジャーリーグで活躍する田中将大投手が愛用していることで知られるエアーマットレスを持参した。
前日の雪で寮に隣接する球場のフィールドは真っ白。入寮の午前11時時点の気温は6度だった。千葉県出身の早川は「雪を見て、仙台に来たという感じがしました。寒さは想像以上でした」と苦笑い。
早川の部屋は2階の角部屋。昨年のドラフト1位ルーキーで1年目から遊撃のレギュラーとして活躍した小深田が暮らしていた「1号室」だ。早川は「小深田さんに続いて、1軍で活躍し新人王争いができる選手になっていきたい」と語った。
持ち込んだエアーマットレスは、楽天の先輩にあたる田中が2012年から愛用していることで知られるメーカー製で、早川は大学1年から愛用している。「体のケアは野球選手として1番大事。寝具にはこだわっています。枕は同じメーカーにオーダーメイドしたものを使っています」と明かした。
お気に入りのアニメ「ライオンキング」のイラストと「ハクナマタタ」(スワヒリ語で「どうにかなるさ」、「心配ないさ」といった意味)の文字が描かれたタオルも持ち込んだ。「この言葉は常に自分に言い聞かせています」という。タオルには家族が書き込んだ「最後は笑うよ!」の文字もあり、早大を優勝に導いた昨年秋の東京六大学リーグ戦ではベンチに持ち込んでいた。
「ドラフト1位で指名していただきましたが、入ったら横一線。自分ができることを全うしたい」と、2桁勝利が期待される1年目へ気合を入れ直していた。なお、この日入寮した新人選手は以下の通り。
1位・早川隆久投手(早大)
2位・高田孝一投手(法大)
3位・藤井聖投手(ENEOS)
4位・内間拓馬投手(亜大)
5位・入江大樹内野手(仙台育英高)
6位・内星龍投手(履正社高)
育成1位・石田駿投手(BC栃木)
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)