復帰目指す53歳パルメイロ氏の「日本に行くかも」発言、NPB助っ人の間で物議
現役復帰目指す3000本打者の発言にNPB助っ人から皮肉「信じられない」
メジャー復帰を熱望した往年の名手ラファエル・パルメイロ氏が「日本に行くことになるかも」と発言したことについてNPBでプレーした経験を持つ選手たちから批判的な声が上がっている。
メジャー史上4人目となる3000安打&500本塁打を達成したパルメイロ氏は53歳になった今も現役復帰を目指していることを明かし、MLBの専門テレビ局「MLBネットワーク」で「まだ自分はできると思う」とコメント。「昔に比べて速球派が増えた気がするけど、かつての自分も速球には自信があった。野球自体は変わらないはずだ」と話した後に、「オファーは…まだないね。日本に行くことになるかもね」と冗談交じりに語った。
この発言は米メディアでも話題となり、ツイッター上でも拡散。それに反応したのがかつて中日、オリックスでプレーしたマット・クラーク内野手と現在巨人に所属するスコット・マシソン投手だ。クラークがツイッター上で「そんなに簡単だったらいいのにね」と皮肉交じりに綴ると、マシソンも「多くの選手が簡単に日本での契約が得られると思っていることが信じられない」とツイート。クラークも「そうだよね。僕は結果を残したのに、新しい契約が得られなかったっていうのに!」と続けた。
クラークは2013年に中日で132試合に出場し、打率.238、25本塁打、70打点を記録したが、オリックスでプレーした2016年は11試合の出場にとどまった。一方、マシソンはここまで巨人で6シーズンプレーし、359登板で25勝24敗、45セーブ、152ホールド、防御率2.30を記録している。
メジャーで実績を積んだ選手でも日本の野球に適応できずに帰国するケースは少なくない。パルメイロ氏の「日本に行くことになるかも」という発言はNPB経験者の間で物議を醸している。
(Full-Count編集部)