鷹・周東、2021年は「挑」の年に 昨季ブレークも「143試合出てこそレギュラー」
昨年は13試合連続盗塁のプロ野球記録樹立も「レギュラーに挑戦していく」
ソフトバンクの周東佑京内野手は11日、福岡県内で今宮健太内野手らと行う自主トレを報道陣に公開した。昨季急成長を遂げた韋駄天は「143試合全部しっかり出てこそレギュラー」と全試合出場を今季の目標に掲げた。
昨季は13試合連続盗塁のプロ野球記録を樹立し、50盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。シーズン後半には1番として定位置の座を掴んだ。ただ、周東自身には「143試合全部しっかり出てこそレギュラー。1試合でも多くそれに近づけるように頑張っていきたい」と浮かれる様子はなく、改めてレギュラー獲りを誓った。
打撃面でのテーマには出塁率のアップを掲げる。昨季は103試合で打率.270、出塁率.325だった。「塁に出てなんぼの選手。(川島)慶三さんにも3割後半の出塁率があったらいい選手になれると言われたんで、3割後半を。(西川)遥輝さんのような1番打者になりたい」と目標を掲げた。
そのためにもオフは打力アップを目指す。「四球を取れる選手は、しっかりした打撃があるからこそ相手も際どいところに投げてくる。まだ僕の場合はストライクゾーンで大丈夫だと思われているので、強く打つことを今年もテーマに掲げていきたい」。スイングを強くすることで打撃力アップを図り、相乗効果としての四球増を狙う。
「今年は『挑』です。セカンドを守る中でレギュラーに挑戦していきますし、2年連続盗塁王を取れるようにも挑戦していきます」と2021年の誓いを立てた周東。まだ満足するところではない。更なる進化を目指して、このオフも己を磨いていく。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)