DeNA伊藤裕「さすがに負けてられない」 ドラ2牧の加入で闘志、新打法にも手応え
5日から楽天の辰己と愛媛で自主トレ、新たな打撃フォーム作りに着手「聞いたことのない理論、感覚でした」
DeNAの伊藤裕季也内野手がドラフト2位の牧秀悟内野手(中大)へ並々ならぬ闘志を燃やした。神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で自主トレーニングを行っている。侍ジャパン大学代表で4番を打った即戦力ルーキーの加入について、「ドラフトで同じようなタイプの選手を指名するのは自分に対する評価だと思いました。このままの成績ではどんどん抜かれていくし、チャンスも減っていく。もちろん刺激にもなりますし、さすがに負けてられないという強い気持ちが出てきました」と語った。
年明けの5日から同級生の楽天・辰己涼介外野手と愛媛で自主トレ。社会人野球JFE西日本や辰己のトレーニングコーチを務めた小山光久氏に師事し、新たな打撃フォーム改造に着手した。「自分が聞いたことのない理論、感覚でした。僕の持ち味として長打力がある。そこを一番に生かしたい。打球もいい手応えがあって、体もしっくりきている」。打撃練習ではライナー性の打球もスタンドインするなど手応えをつかんだという。
2年目の昨季は5試合出場にとどまった。チームは二遊間を固定できず、春季キャンプでは激戦区となる。「今年はこれ(打撃フォーム)で固めていきたい気持ちがある。レギュラーを取ることを目標にしていきたい」。19年に21試合出場で4本塁打を記録した長距離砲としての能力を開花させる。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)