選抜出場32校が出揃う 離島の大崎、創部6年目の聖カタリナ学園ら初の甲子園
関東・東京では東海大菅生、東海大甲府、東海大相模と東海大系列が3校に
第93回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が29日、大阪市内で行われ、出場32校が決まった。
今年の21世紀枠は、昨秋の明治神宮大会が中止になったことに伴い、神宮大会枠の1校が移されて今年は4校に。東北の八戸西(青森)、東海の三島南(静岡)、近畿の東播磨(兵庫)、九州の具志川商(沖縄)が選ばれた。
各地区の出場校では中国・四国で聖カタリナ学園(愛媛)が初選出。1925年創立の伝統ある女子校が2016年に共学化され、野球部も創部。昨秋の愛媛県大会で優勝し、四国大会でも準優勝。わずか創部6年での春夏通じて初の甲子園出場となる。
九州地区では大崎(長崎)が初選出。少子化の進む離島の高校だが、かつて清峰や佐世保実を甲子園に導いた清水央彦監督の下で、昨秋の長崎県大会を制覇。九州大会でも大分の明豊(大分)や、福岡大大濠(福岡)などを撃破して初優勝。こちらも春夏通じて初の甲子園出場となる。
注目を集めた関東・東京の6校目には東海大相模(神奈川)が選出。関東・東京地区からは東海大甲府、東海大菅生も選ばれ、東海大系列から3校が選ばれた。近畿の5、6校目には神戸国際大付(兵庫)と天理(奈良)が選ばれた。今年の選抜高校野球は3月19日に開幕し、31日に決勝が行われる予定となっている。
(Full-Count編集部)