DeNA佐野が鷹・松田から学んだキャプテンシー「どんなに苦しい時も明るく元気に」
キャプテン2年目へ決意表明「明るく前を向いて野球が出来るように」
DeNAの佐野恵太外野手が31日、ハマの熱男になると宣言した。今オフもソフトバンク・松田宣浩内野手らと合同自主トレに参加。キャプテンとしての発信力アップに燃える26歳は「シーズンを通して明るく前を向いて野球が出来るように、率先して行動に移せればなと思います。どんなに苦しい時も明るく元気にやっていこうと。間違いなくチームの雰囲気にプラスになる。明るく出来るように率先して取り組みたい」と決意を新たにした。
常勝ホークスを牽引する松田のように――。昨季4位からの巻き返しに燃える佐野が、熱く決意表明した。「キャプテンとしては昨年と同じだと何も出来ていない。思い切って行動して発言してやっていかないと。変化を恐れずにやっていきたい」。
昨季は9月1日から巨人に3タテを食らって失速。2年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ。チームが劣勢に立たされた時に、チームへ何も発信できなかった。キャプテンとして強く反省が残った。苦しい時にどう振る舞うか。自主トレ中の松田は、まさに生きた教材だった。
「どれだけトレーニングや走り込みがきつくても、常に周りの選手に声をかけてくれていた。僕なんて(37歳の松田から)まだ11個下。あれだけ元気で取り組んでいる姿を見て、僕も元気に明るくやっていかないといけない。どんなに苦しい時も明るく元気にやっていこうと思いました」
明大の後輩にも力を借りる。自称2000個の一発ギャグを持つというドラフト1位・入江大生投手だ。即戦力右腕はチームに溶け込むため、春季キャンプ中にも披露する意向を見せている。「チームに明るい雰囲気を持ってきてもらいたいです。(入江は)2000個あると言っていた。1日1個でも数年は出来ると思う。長い期間、楽しませてもらいたいです」。“無茶振り”も辞さない構えだ。
4番&主将を任された昨季は初の首位打者を獲得する大ブレーク。三浦大輔監督からは「昨年も引っ張ってくれましたから、自然体でやってもらえたらなと思います。キャプテンから何かあれば遠慮なく言ってほしい」と背中を押された。
「昨シーズンはあと一歩、二歩どころではない。優勝は遠いなと感じました。チームとしてレベルアップして、優勝するチームになっていかないといけない。充実したキャンプを送りたい」と佐野。キャプテン改革をチームの浮上の力に変える。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)