年俸平均25億円でも「格安契約」 MLBで“コスパ最高”と評価された選手は?
エンゼルスの主砲トラウトが14年に結んだ契約がランキングトップに
選手との契約において、年俸に見合ったプレーをする選手のコストパフォーマンスは球団にとって重要になってくる。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」では、2010年以降のメジャーリーグで“最高の格安契約”をランキング。低年俸の選手がトップかと思いきや、なんと1位はに選ばれたのは6年1億4450万ドル(約151億2800万円)の契約を2014年に結んだエンゼルスのマイク・トラウト外野手だった。
トラウトは21歳シーズンだった2012年に30本塁打、2013年に27本塁打を放ち、ともにア・リーグMVP投票2位になって「すぐさまロサンゼルス・エンゼルスの紛れもないスーパースターになった」と強調。2014年3月に契約延長し、そのシーズンは36本塁打、111打点でシーズンMVPを獲得した。そのため契約段階ではMVPの評価の対象になっていないが、記事ではその活躍を差し引いたとしても「彼の実際の価値を遥かに下回っている」と述べている。
契約延長の対象は2015年からの6年間で、トラウトは2015年以降も主砲として君臨。記事でも、2018年までの4年間は打撃指標の「OPS+」がア・リーグトップだったと紹介している。結局、若きスラッガーは2019年に12年総額4億2650万ドル(約446億2500万円)の超大型契約を結び直すことになるが「それでも彼は、十分な金額を手にしていない」とまとめている。
2位に入ったのは、クリス・セール投手がホワイトソックス時代の2013年に結んだ「5年3250万ドル(約34億円)+2年間の球団オプション」の契約。セールは2013年以降の5年間で通算70勝をマーク。記事でも「無敵に近かった」と特筆し「5年間でエリート級の投球を披露し、年平均650万ドルだったことは信じられない価格である」と評した。
(Full-Count編集部)