ダルら主力放出のカブスはPO進出できる? GM自信も地元紙「ファンは予想してない」
GMは野手の顔ぶれに自信、先発投手を6人以上で回す考えも
過去6年間で5度ポストシーズンに進出し、昨年を含めて3度ナ・リーグ中地区を制したカブス。しかしこのオフは最多勝右腕ダルビッシュ有投手をパドレスに放出するなど大規模な選手入れ替えを行った。地元紙「デイリー・ヘラルド」は「ほとんどのカブスファンはこのトレンドが今季も続くと予想していない」とし、「続けてきた成功が試される」と指摘している。
ダルビッシュをはじめ、4人の先発投手が去ったカブス。野手陣では左翼手のカイル・シュワーバー、控え捕手のビクター・カラティニ、中堅手のアルバート・アルモラがチームを離れた。
ジェド・ホイヤーGMは「フィールドを見渡してみると、我々にはそれぞれのポジションにオールスター級の素晴らしい選手がいると思う。昨年はただ単に良い働きができなかった。それはどうすることもできない。選手たちが同じような不調を経験すると思っているとは私は考えていない」と野手に関しては自信をのぞかせている。
ただ、「ヘラルド」紙は、カブスが浮上するには先発ローテーションの助けが必要だと解説する。ダルビッシュをはじめ、ホセ・キンタナ、タイラー・チャットウッド、ジョン・レスターを失った一方でザック・デイビーズとトレバー・ウィリアムズ投手を獲得したカブスは、2015年サイ・ヤング賞右腕のジェイク・アリエッタ投手と1年600万ドル(約6億3000万円)で契約した。
ホイヤーGMは今季162試合制に戻ることをにらみ、これまでの5人制ローテから増やすことを視野に入れているという。カイル・ヘンドリックス、アレク・ミルズ、アルバート・アルゾレイ、タイソン・ミラー、ブレイリン・マルケスらが入ることになると言及している。
(Full-Count編集部)