2018年は先発の中日・又吉が111球の熱投 「結果で応えたい」
昨季はリリーフ、先発、リリーフと役割が二転三転
中日の又吉克樹投手が沖縄キャンプ4日目の4日、ブルペンで111球の熱の込もった投げ込みを行った。このキャンプで一番の冷え込みとなった寒風吹きすさぶ北谷公園野球場だったが、ブルペンは熱気に包まれた。吉見一起投手や山井大介投手、伊藤準規投手らとともにブルペンに入った又吉は1球1球、コースやボールの質などを確認しながら、1番最後までボールを投げ込んでいた。
糸を引くように、右打者の外角低めや内角高めなどにきっちりと制球された又吉のボール。コントロールの良さが際立ち、「バランスよく投げられたというのはあります。精度、質をもっと上げていけたら。とにかく右打者の1番遠いところのコントロールをつけないといけない」と振り返った。
昨季はリリーフとして開幕を迎えたが、チーム事情から4月中旬には先発に。3勝を挙げるなど好投を続けていたが、6月下旬には再び救援に回ることになった。役割が二転三転するシーズンとなったが、4年連続50試合超登板となる50試合に投げ、8勝3敗0セーブ21ホールド、防御率2.13の好成績をマークした。
2018年は、リリーフタイプの鈴木博志投手がドラフト1位で加入したこともあり、又吉は先発1本でシーズンに臨むことになり「チャンスをいただけるのは嬉しい。結果で応えられるようにしたい。ローテに入ることが確定した立場ではないので、ルーキーのようにやっていきます」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)