年俸25億円男の復活に黄信号? OP戦序盤の負傷で米メディア「最初から出遅れた」
復活が期待されるデービスの離脱は「選手が選手なだけに、いささか報道価値がある」
年俸25億円内野手がシーズン前から窮地に立たされている? オリオールズのクリス・デービス内野手は2月28日(日本時間3月1日)のオープン戦初戦で腰を痛め、以降欠場が続いている。米メディアは今季で7年契約の6年目を迎える34歳のベテランの先行きに注目している。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は両打ちを断念し今季から左打席のみに専念するセドリック・マリンズ外野手ら、オリオールズの注目選手を特集。その中の一人として7年1億6100万ドル(約175億円)の契約を結んだ直後から成績が年々下降しているデービスの現在地に触れた。
オープン戦初戦で腰を痛め、日ごとに経過を見て今後の調整を進めていくとされるデービス。本来であれば開幕に向けてベテラン選手がオープン戦の序盤に出場しないことは懸念材料ではないとする一方で「ここで我々が話題にする選手が選手なだけに、いささか報道価値がある」として、年俸25億円ながら3年連続打率1割台のデービスの現状は無視できないと強調した。
「現在、彼は腰の張りによって最初から出遅れている」
デービスは昨年左膝の状態が芳しくなく2度の故障者リスト入りを経験。わずか16試合出場で打率.115、キャリア初の本塁打なしに終わった。低迷する大砲に「彼が健康であると想定する場合、球団と共に好転するという考えがある。そして、彼がスプリングトレーニングで得る打数が少なければ、その分4月の時点で準備できていないことになるだろう」として、腰の怪我が今季の打棒復活の妨げになる可能性があると指摘した。
とは言え、デービスの離脱が長引き、開幕戦に間に合うかどうか仮説を立てるのは、現時点では「時期尚早」とし「デービスの将来について推測することは、この界隈ではちょっとした趣味だ。とにもかくにも、注視する価値はある」と締めくくった。不良債権と揶揄される34歳の大砲は、2015年に47本塁打でタイトルを獲得したかつての輝きを取り戻せるだろうか。
(Full-Count編集部)