ジーター氏、“カリスマオーナー対決”の勝利を宣言できず「どうなるか…」
ベッカム氏はMLSオーナーで参戦へ、「どちらが先にリーグ優勝トロフィーを掲げるか」の質問に…
オーナー交代でチーム再建を目指すマーリンズは、経費削減のためにほとんどの主力を放出する“ファイヤーセール”を展開する一方、トレードで他球団から若手を掻き集めた。新オーナーに就任したデレク・ジーター氏は早くも地元で批判を集めているが、同じ本拠地マイアミでは、サッカー界のカリスマで元イングランド代表MFデービッド・ベッカム氏がオーナーを務めるサッカークラブがメジャーリーグサッカー(MLS)に参戦することが発表となった。
現役時代にヤンキースで「キャプテン」と尊敬されたジーター氏に対して、サッカー界のカリスマとして輝いたベッカム氏。どちらが先に栄冠をマイアミにもたらすのか、注目のオーナー対決について、ジーター氏は「ジーターかベッカム? マイアミに最初のタイトルをマイアミにもたらすのは誰か?」と特集した地元紙「マイアミ・ヘラルド」の中で弱気な姿勢を示している。
ジーター氏がオーナー1年目を迎えるマーリンズは、24年間の歴史で過去2度ワールドシリーズ制覇を果たした実績を持つ。一方、ベッカム氏の新設クラブはまだチーム名も未定で、2020年シーズンからMLS参加予定となっている。
ジーターが圧倒的に優位に見えるが、本人はそう考えていなかったという。
記事によると、「ジーターはどちらのフランチャイズが先にリーグ優勝のトロフィーを掲げるか、どうか、紳士の賭けをベッカムとするか?」とイベントに出席した際に質問されたジーター氏は「我々は彼よりも深刻な状況からの船出になっているからね。どうなるか、様子を見よう」と回答。自虐発言に周囲から笑いも起きたという。同紙は「マーリンズの新CEOであるジーターはこの質問に乗るリスクを喜んで冒す様子はなかった」とも伝えている。