ダルビッシュ争奪戦の現状は? ブルワーズとツインズが110億超オファーか
MLB公式サイトが特集「まだまだ不透明」、去就問題で何が起きている?
ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手の去就は、2月に入ってからも決着していない。歴史的な停滞を見せるているFA市場の中で情報は錯綜しているが、いったい現状はどうなっているのか。MLB公式サイトは、米メディア「ファンラグ・スポーツ」のジョン・ヘイマン記者のレポートをもとに、ダルビッシュについての特集記事を掲載。MLBインサイダーでもある同記者によると、ブルワーズとツインズの2球団が総額1億ドル(約110億円)を超えるオファーを出しており、積極的な姿勢を崩していないという。
ダルビッシュについては、ツインズが「正式オファー」を出していたと7日(日本時間9日)に報じられたばかり。複数メデイアの情報を総合すると、提示は総額1億ドルを超える4、5年契約と見られている。ただ、この1億ドル超オファーを出したのはツインズだけではなかったと、記事では伝えている。
「ジョン・ヘイマンの木曜日の報道によると、ブルワーズとツインズがダルビッシュに9桁の契約を提示した球団だとされている。関係者がヘイマンに語ったところによると、ブルワーズは1億ドル超のオファーを提示しているうちの1球団だという。報道ではブルワーズはダルビッシュ獲得へ積極的な姿勢を続けている」
「同様にヘイマンのリポートによると、ツインズはダルビッシュに5年以上の契約を出すことに前向きだとされており、これにより9桁規模の契約を彼らも提示することになるだろう」
決して資金力が潤沢とは言えない両球団だが、FA市場NO1評価を受ける日本人右腕の獲得に本腰を入れているという。ブルワーズは昨季あと1歩のところでプレーオフ進出を逃し、今オフはFAのロレンゾ・ケイン外野手、マーリンズのクリスチャン・イエリッチ外野手を獲得。有望な若手も多く、一気に躍進を狙っている。
一方、ツインズは低迷から抜け出し、昨季はプレーオフ進出を果たした。ワイルドカードゲームでヤンキースに敗れたものの、再建期を抜け出して一気に飛躍を狙いたいところ。こちらも有望な若手が多い。ただ、どちらの球団にも不足しているのが、エースの存在だ。